最近、大陸と島国の考え方や習慣・環境・地形の違いが世界の政治経済・医療などにくっきりとあらわれているようです。
大陸は陸続きで無限大ですが、島国は有限ですぐに海にぶちあたってしまいます。
その考え方から、西欧は統一と合理化によるタテ社会で成り立ち、島国日本は相互の関係からヨコ社会で成り立っています。
医学においても西欧は一神教的考え方から、『頭』に神様に当る部分があり、そこから発せられた電気信号が神経を通って全身に指令を出すという考え、つまり、西洋医学では全身の統制がとれているのは全て神経の働きによるものだという考えが根強くあります。
しかし、今日、神経系の問題だけではどうしても治らない病気・障害も数多くあります。
そこで現在、島国的な働きで全身を統制するとされるホルモン(内分泌)の働きが注目されています。
ホルモンは電気信号ではなく、物質です。ホルモンも身体に命令を出しますが、その作用は『頭』はまったく関係なく、内臓相互がホルモンを使って通信連絡し合い、互いに命令を出し合っているのです。
司令部の命令がなくても立派に仕事をしているホルモンは、神経が存在しないからといって統制がとれないということはなく、生物の中にも神経がなくてもしっかりと生きているものがいくらでもあります。例えばミミズ、クラゲのような生物は神経がほとんどありませんが、ホルモンの働きによって体内のバランスを維持しています。
ホルモンは内分泌腺など特定の組織、または器官から分泌され体液とともに体循環し、微量で他の組織の機能を特異的に調整する物質です。
最近とみに原因不明な病気が多くなっていますが、それらの多くはこのホルモンの異常である、腺症候群といわれています。
このホルモンの作用をうまく使うことができれば、原因不明の病気や改善が困難とされる病気にも対応できうるのです。
そういう意味からも、神経系一辺倒である医療概念をもう一度考え直す必要があるのではないでしょうか。