なぜ関節はポキポキ鳴るか?

骨格を矯正したり、調整を図った場合、“ポキポキ”というクラッキング音が生じます。一体、このクラッキング音はどうして起こるのでしょうか。

関節を牽引、屈曲、伸展した時には「ポキッ」と音がする現象をみます。関節は本来、骨と骨との間が関節包という袋状のもので覆われ、骨間にわずかな間隙があり、ここは関節滑液という液体で満たされています。

関節を急激に強い力で折り曲げると、てこの原理により関節間隙が広げられ、関節腔内に急激な減圧が生じます。減圧された滑液の一部は気化し、関節腔内で気泡が発生します。そして、滑液が低圧域に急に流れ込む事で気泡がはじけて音が生じます。これが、クラッキング音です。

この現象を、流体力学では「キャビテーションcavitation」といいます。

液体が気体になるのは水中で爆発が起こった状態と同じで、騒音と振動を発します。これがポキポキ音の正体です。

この関節のクラッキング、つまりキャビテーションは、指においてのみではなく、人体の全ての関節(滑液の存在する関節)で起こりうるものです。背骨ももちろんこのひとつにはいります。

ただし、不用意に素人が関節をポキポキ鳴らすと、関節周囲の軟部組織(筋肉、靭帯など)を痛めたり、さらに悪くすると関節の微細損傷を起こす事がまれにあります。

よって、脊椎の専門家である、カイロプラクティック・ドクターや、熟練したカイロプラクター以外の操作は危険です。

不必要にポキポキ鳴らさないようにするためには、関節可動域を広げるストレッチを行なって予防につとめることも、ひとつの方法です。

コメントする

2009年6月

  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        

月別 アーカイブ

ウェブページ