8月の13日より始まったアテネ五輪も後半に入り、各国メダル獲得に必死である。オリンピックはもともと国と国との戦いであり、競技でもある。
ノーベル賞作家であるヘミングウェイの言葉に『勝者に何もやるな』というのがある。勝者は最大限の賞賛の言葉や祝福を受けるが、敗者に対しては屈辱や悔恨、辛酸があるばかりだという。
私に言わせれば、敗者の方こそ「人生の教訓」を学んだのかもしれない。
よく、オリンピックには魔物が潜んでいるといわれているが、今まで日本選手も例にもれず勝つ事に焦り、日頃出している実力の全てが出せず、トップの成績どころか予選で敗退という屈辱を多く味わってきた。この屈辱や悔しさがその人間を2倍3倍と成長させるのである。
シドニーオリンピックでも分かる様に、予選や初戦で敗退し、屈辱を味わった選手こそがこのアテネで花咲かせているのもその証拠である。その結果がメダルラッシュにつながっているように思えてならない。
更なる日本選手の活躍に期待したいものである。