韓流ブームがもたらしたもの

昨年NHK第2で放送され、この春から総合テレビで再放送された「冬のソナタ」は、最高視聴率20%をゆうに越え、関西では30%近くを記録したといわれる。

このドラマは、主人公ペ・ヨンジュンとチェ・ジウの初恋をテーマとした純愛ドラマである。何でもありのドラマの中にあって、純粋に愛を描いた物語は昭和30年代後期の日本を思い起こさせ、日本人の心を揺さぶった。それがいみじくも隣の国、韓国で作られたことに驚きを感じる。

主人公であるペ・ヨンジュンさんは韓国では一介の俳優であったが、性格が良くファンを大切にする気質が日本の40代から60代の女性の心をつかみ、今やヨン様ブームとなってしまった。これをきっかけに韓国の映画界も活気を帯び、第2第3のヨン様になるべく俳優がぞくぞく来日している。

世の中がすさんだ時にこういうスターが誕生することは素晴らしいことであるが、それが何と日本人ではなく韓国人であったことが驚きである。果たしてこのブームがいつまで続くかはわからないが、日本と韓国との親善がもっと深まってよい方向に向かえば、わが国にとっても大いに収穫になると思えてならない。

これがブームではなく、本物になって欲しいと願っている。

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2009年6月

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