2005年4月アーカイブ

最近、厚生労働省が、医療制度改革の柱である生活習慣病の予防対策の基本方針を明らかにした。
それによると、近年生活習慣病の総合的な異常として、新たにメタボリック症候群の診断基準が発表された。この症候群は2002年米国のNCEP(※)が命名したもので、医学的な名称は危険因子重積症候群である。それは、「肥満」「高血圧症」「高血糖」「高中性脂肪血症」及び「高コレステロール血症」の危険因子が重複して起こる症候群である。
これが進行すると動脈硬化から、心筋梗塞などを起こす危険性がある。
現在日本国内では1000万以上の人がかかっていると推定されている。その比率は40歳以上の男性で4人に1人の割合で、脂肪の多い食事と運動不足がこの症候群に大きく関与しているといわれる。
そして、この症候群の中で特に重要視されているのが『肥満』で、これは2つのタイプに分かれる。一つは下腹部、腰のまわり、おしりに脂肪がたまる「皮下脂肪型肥満」、もう一つは内臓のまわりに脂肪がたまる「内臓脂肪型肥満」である。同じ肥満でも、「皮下脂肪型」よりも「内臓脂肪型」の方がメタボリック症候群の要因になる。

さて、ではこのメタボリック症候群を改善するにはまず、食事を腹八分目にする。間食をひかえる。緑黄色野菜を十分に取る。運動の習慣をつける(例えば、エレベーターをやめて階段を使う)。動物性脂肪を減らし、植物性脂肪を増やす。などをトライするのが最適な方法である。
この文明病といわれる症候群は、まず生活習慣のなかから改善していくことが最も大切であることをもっと、国民が認識するべきである。

※NCEP: National Cholesterol Education Program

3月25日から半年間、「愛知万博」が開催される。これは1970年、大阪で行われた万博以来のもので、日本国民が期待に胸をふくらませている。

今回のテーマは「愛・地球博」と題し、開催されるが、万国博覧会の主旨がいまいち分かりにくいように思われる。何故なら大阪万博以来35年と題しているが、つくば博('85年)や大阪花博('90年)は万博ではないのだろうか。

博覧会の定義は、複数の国が、参加する人類の技術や文化の進歩を展示し、未来の展望を示す催し物とされている。なのに、上記の博覧会は、「一般博」で、愛知万博のように「特別博」とは言わないらしいのである。国が言う万博は「環境博」と称しているが、私にはどうしても「産業博」に思えてならない。ある情報によると、国及び愛知県民の負担が多く、特に愛知県民は一人あたり50万円を負担することになるといわれているのである。

企業の開発や利益のために自然環境を破壊するといわれる博覧会は、はたして国民の為になっているのであろうか。オリンピックやワールドカップにしろ、万博にしても、万民の為というよりは一部の利益のために開催されているかのようである。本当に県民及び国民の為の博覧会であって欲しいと強く感じる。それが、これからのグローバル社会での一大イベントにふさわしい博覧会の真の姿であろう。

昔から日本人の食卓になくてはならない調味料に醤油があります。その醤油が最近健康効果があるとして注目されています。
醤油にはさまざまな成分が入っています。大豆と小麦を原材料にしたものに、醤油麹(こうじ)と食塩水をもとにして醸造して、発酵、熟成してつくられます。また、アミノ酸に塩を混ぜてつくるものもあります。

醤油の起源は中国の「醤(ひしお)」がルーツで、「魚醤」、「肉醤」、「草醤」、「穀醤」の4種に大別され、日本の醤油や味噌は「穀醤」にあたります。人は食物を塩に漬けて保存するうち、発酵、熟成してうまみが出ることを覚えました。醤油はうまみ、塩味、甘味、酸味、苦味などが複雑な、調味食品としての極みがあり、香りも300種類以上をもち、バラ、バニラなどの香料も加味されています。

健康効果としては殺菌作用、血圧降下作用、ビタミン破壊抑制作用、食中毒を防ぐ働き、食欲促進作用などがあります。
また、アレルギー抑制の効果も最近の研究によって発表されています。それは、醤油に含まれる食物繊維の多糖類ペクチンが免疫力を高めてアレルギー抑制につながる働きがあるということです。
また、醤油はじつに多機能の成分を含んだ健康調味料で、欧米をはじめ世界各国で使われ、今や国際的な調味料として親しまれている。わが国でも食の洋風化が進んでいますが、自国の食文化ををもう一度見つめなおし、健康に良い醤油をもっと有効に使って食材をおいしく楽しんで欲しいものです。

2009年6月

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