中高年に多いメタボリック症候群

最近、厚生労働省が、医療制度改革の柱である生活習慣病の予防対策の基本方針を明らかにした。
それによると、近年生活習慣病の総合的な異常として、新たにメタボリック症候群の診断基準が発表された。この症候群は2002年米国のNCEP(※)が命名したもので、医学的な名称は危険因子重積症候群である。それは、「肥満」「高血圧症」「高血糖」「高中性脂肪血症」及び「高コレステロール血症」の危険因子が重複して起こる症候群である。
これが進行すると動脈硬化から、心筋梗塞などを起こす危険性がある。
現在日本国内では1000万以上の人がかかっていると推定されている。その比率は40歳以上の男性で4人に1人の割合で、脂肪の多い食事と運動不足がこの症候群に大きく関与しているといわれる。
そして、この症候群の中で特に重要視されているのが『肥満』で、これは2つのタイプに分かれる。一つは下腹部、腰のまわり、おしりに脂肪がたまる「皮下脂肪型肥満」、もう一つは内臓のまわりに脂肪がたまる「内臓脂肪型肥満」である。同じ肥満でも、「皮下脂肪型」よりも「内臓脂肪型」の方がメタボリック症候群の要因になる。

さて、ではこのメタボリック症候群を改善するにはまず、食事を腹八分目にする。間食をひかえる。緑黄色野菜を十分に取る。運動の習慣をつける(例えば、エレベーターをやめて階段を使う)。動物性脂肪を減らし、植物性脂肪を増やす。などをトライするのが最適な方法である。
この文明病といわれる症候群は、まず生活習慣のなかから改善していくことが最も大切であることをもっと、国民が認識するべきである。

※NCEP: National Cholesterol Education Program

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2009年6月

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