善悪の判断を分別できない年代

2月10日、東京渋谷の地下街のあるペットショップで、10代後半?20代前半とみられる2人連れの女性が、その店のマスコットとしてみんなにかわいがられていた小型犬をコートに忍ばせて連れ去るという事件が起こった。これはほんの小さな事件のようであるが、昨今の若者の問題点を象徴しているようで、私は見過ごすことができない。

その犬は生後5ヶ月で、陽気な人なつっこい性格で誰にでもなついたという。それをいいことに、だだかわいいというだけで連れ去ったのである。もしこれが人間であれば、誘拐罪という重い罪に問われるが、犬や猫の場合は、そうはならない。しかし、倫理的には断じてそれと同等の大罪である。

そのような分別のつかない者たちが若い世代に多くなってきた。自由と平等をはき違え、何でも一緒、何をしても自由だという錯覚を持っているように思えてならない。

この犬の飼い主であるペットショップの主人にとっては、かけがえのない存在であり、人一倍愛情を注いでいたと思われる。その心理すらも分からず、自由勝手に他人のものを連れ去ったということは、社会のルールを大きく脱したことであり、この2人の女性の未来はないように思える。願わくは、連れ去った2人がこの犬を生き物として扱い、世話をしていて欲しい。そして、飼い主にきちんと謝罪して返してくれればと強く思うのである。

最近、若い年代によるいろいろな事件が起こっているが、全てこの善悪の分別ができないことによるものが多いのである。親、教師、その他の先人たちがしっかり指導してくれればもっと素晴らしい世の中を目指せるはずである。

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2009年6月

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