シンガポールで開かれた国際オリンピック委員会総会で、2012年の夏季五輪開催地がロンドンに決定した。ロンドンはパリと大接戦を繰り広げ、結果的には4票差でパリを退ける形となった。
そして、残念ながら日本がメダルを期待できる野球とソフトボール競技が除外となってしまった。それは、無策の野球関係者のやり方によるといわれている。もともとヨーロッパではこの2つの競技はマイナー的なものであり、アジア・アメリカ・オセアニアが盛んに行っているだけで、ヨーロッパ諸国にとってはメダルに程遠い競技であるから除外されてしまったのである。
また、もう一つの理由は、政治的意図によるものと思われる。アメリカが中心の野球に対し、EU諸国は敬遠してもおかしくないというのが現在の世界の状況であるように思われる。
そもそも、オリンピックは世界の“平和と親善”をスローガンとして始められ、継続されているものである。それなのに、自国にとって不利な競技は避け、有利な競技のみを認めてくる現在のオリンピックには疑念すら感じられる。
平和と親善を考えるなら、開催国がビジネスを度外視したオリンピック競技を選定して欲しいものである。
日本のマスメディアでは、日本人の大半があたかも野球・ソフトボール競技のオリンピック参加を希望しているように伝えているが、実際には、ある統計によると60%以上の人がオリンピック参加を望んでいないとの結果が出た。これは果たして国民の総意であるのか、正確に伝えて欲しいものである。そのあたりをはっきりさせた上でないと、一致団結して応援をするという気持ちが我々の中で生まれてこないのではないだろうか。
■関連サイト
・財団法人日本オリンピック委員会
http://www.joc.or.jp/
・会長からのメッセージ-財団法人日本野球連盟JABA
コメントする