11月28日千葉県市川市の姉歯建築設計事務所によるマンションなどの耐震強度を偽造して設計した問題がマスコミ紙上をにぎわした。
いったい、耐震偽造がどのような経過で起こったか、各メディアは躍起に取材し、国も最重要問題として国会で取り上げている。
北川国交相は「今回の問題は純然たる民・民の問題とは言えない」と述べ国や自冶体に言及している。では現在どのくらいの建物に影響を与えているのだろうか? 報道によると7都県35ヶ所の16ホテルが休業においこまれている。
今回の一件は二つの問題があるように思われる。一つは責任の所在である、一建築事務所の責任で片付けるべきか? また、建築業者、施工主まで責任を問うのかが問題になってくる。
私は、関わった業者から建築確認の検査をおこなった機関まで責任を追及し、厳しい罰則を与えるべきだと思う。それが今後の再発防止につがっていくのである。もう一つの問題は、居住者である。それは、ある日突然ふっと沸いたように「このマンションは危険だから引っ越してくれ」と、言われても簡単に移動できる問題ではない。
何故なら、マンションを購入するために資金繰りやローンの組み立てをおこなっており、その返済はいったいどうするのか、また今後の生活基盤はどうしたらいいのか大きな問題である。業者は罰せられて済むが、住民は路頭に迷うばかりである。それを本当に国や自治体が真剣に考え対応してほしい。家族の夢を抱いて購入した家がこのような問題で挫折することは将来を含めて今後に影響をもたらさないことを願ってやまない。
■関連サイト
・http://www.kenchikushikai.or.jp/―社団法人日本建築士会連合会
・建築設計関係3団体による共同記者発表―社団法人日本建築士会連合会