12月15日元オリックスバッファローズで監督をつとめた仰木彬氏が肺がんのため福岡の病院で亡くなった。仰木氏は監督として名声を博したが、選手としても西鉄ライオンズ時代二塁手として活躍した。この頃球界の魔術師として謳われた三原脩氏率いる西鉄ライオンズは中西太、豊田泰光、稲尾和久らを要して黄金時代を築いた。そのとき地味であったが名二塁手として活躍した。スター選手の多い中渋いバッティングは西鉄ファンのみならずプロ野球ファンを魅了した。
現役引退後三原脩氏に招聘されて近鉄バッファローズでのコーチに就任し、力を発揮した。その後監督として近鉄を10年ぶりにリーグ優勝に導き、さらに日本一に輝き名監督として名声をほしいままにした。仰木監督は采配だけでなく選手育成にも手腕を発揮し、今メジャーリーグで活躍する鈴木一朗(イチロー)、田口選手や野茂投手、また国内では谷選手をも超一流のスター選手に育て上げた。仰木氏の時代を予見し、先取りした考え方は他の野球人には見られないものである。
また彼の偉大さはオリックス時代の1995年阪神淡路大震災で意気消沈した神戸市民に勇気付けようと“がんばろうKOBE”を掲げてリーグ優勝と日本一を勝ち得て大いに神戸のために尽力した。野球のみならずボランティアにも積極的にかかわり貢献した仰木氏には野球人としてだけではなく、一人間としても我々は見習うことがあったように思う。
今の日本の野球界の激動している最中、再度「仰木マジック」の名采配が見られないのが返すがえす残念でならないと思うのは私だけだろうか、本当に惜しい人を亡くしたものだ。
■関連サイト
・http://www.buffaloes.co.jp/―オリックス・バファローズ
・オリックス・バファローズ前監督 仰木 彬氏 ご逝去のお知らせ―オリックス・バファローズ
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