1月17日(火)IT関連企業「ライブドア」グループによる企業・買収(M&A)にからんだ証券取引法違反容疑の疑いで東京地検特捜部が一斉捜査したというニュースが日本中を駆け巡った。
ライブドアは創業からわずか10年間で売上高784億円余り、経常利益112億円余りの企業グループに急成長した。この錬金術はいったいどうして生まれたのか、確かに過去にはアサヒビールがニッカウヰスキー、阪急電鉄が阪急不動産を子会社化した。最近ではソフトバンクが日本テレコム、楽天が証券会社などを買収した例がある。
この”錬金術”とは古代エジプトが最初にもちいた手法で「価値なき物を価値ある物に化けさせようとする」という考え方から世界中に伝わった技法である。
私は以前こう言ったことがある。日本の国はここ近年すべてにおいてアメリカナイズ(論理と合理性)している。アメリカナイズすることはすべて悪いとは思わないし、逆によいこともおうおうにしてある。しかし、日本という国は単一民族から成りたち義理、あうんの呼吸、以心伝心などの「人間性」を重んじる。修身や道徳を無視して商いをすることは日本社会では非常に難しいとされている。
日本の企業文化が旧態依然の殻を破るには、今回のような堀江氏や孫氏、三木谷氏などの改革力が必要である。ただ後者の2人と堀江氏との違いは日本の礼儀とマナーを無視した態度、言動及び服装を取り続けたことが企業経営者として評価がされなかったように思うのである。日本の社会は「額に汗」を重んじる国である。
また堀江社長という人物は“常識”というものを理解せず“非常識”に物事を行い、また、“非真面目”に行わなければいけないところを“不真面目”に物事を行ったことが高武者になり人間としての価値観を下げたのではないか。
以前プログの世相シリーズ12(3/3/2005に掲載)で倫理と道徳を重んじて古い体質を新しい体質に変えることが未来の社会を切り開くためには大切である。堀江社長のアクションに期待したいと記述したが・・・・・
堀江社長は33歳と若く、今回のことを素直に反省し、再度若者の目標にされる存在になり、もっともっと人間性を磨いて欲しいというのが切なる願いである。
■関連サイト
・http://www.livedoor.com/ - ライブドア
・堀江貴文日記 - ライブドア