2006年2月アーカイブ

s-DX104_L.jpg
イタリアのトリノで冬季オリンピックが目下開催されている。しかし、日本選手は低迷しメダル1個すら獲得していない状況である。そのひとつの原因としてあげられているのに、選手の食事がある。通常、競技に出場する選手にとって食事管理は大きな要素になってくる。しかし、日本選手の食事は規定の食事以外、不足分をカップヌードルやおにぎりなどで摂取し、競技に出ている選手が多いと聞く。これでは満足な成績を上げられないのが当然である。地元イタリアやスイス、スペインなどの選手は1日5000?7,000kcalを摂取し、持久力や長時間トレーニングをするのに、健康管理に気をつけていると言われている。特に、速やかな反応や勝ち抜くエネルギーを得る為には、普通の人の2?3倍のエネルギーが必要となってくる。なお、日本選手の場合、満足な食事も摂らず、ビタミンやミネラルの錠剤でまかなう方法はあまり感心しないし、技を鍛え、心を鍛え、競技成績の向上を目指す選手にとって役に立たないように思うのである。勿論、選手村の状況が影響していることはあるが、130人あまりも役員やコーチなどが同行しているのだから、もう少し選手の健康管理に気をつけてやれば、もっといい成績を残せたのではないだろうか。

■関連サイト
トリノ2006速報 -JOC財団法人日本オリンピック委員会
http://www.torino2006.orgイタリア語 -大会オフィシャルサイト英語はこちら

第20回冬季オリンピック大会がイタリアのトリノで始まった。日本からも238名の選手が参加し華やかに開催された。しかし、オリンピックが始まって日本選手の低迷が続き期待された選手も4位が最高で、勝負は時の運とはいえ惨敗する選手や役員に非難の声が上がっている。おそらく日本全国の国民がテレビに釘付けになり、中には徹夜で見たのに、また裏切られたとやり場のない怒りと徒苦感に打ちのめられた人も多いのではないか?
では日本選手はなぜ勝てないのか。それは、選手の自覚と協会の選考に問題があるのではないか?
オリンピックはフランスのピエール・ド・クーベルタン男爵によって提唱されて、1896年アテネオリンピックが開催されたのがその始まりである。クーベルタン男爵は1908年のロンドンオリンピックの際、「オリンピックにおいて重要なのは勝利することよりも、むしろ参加することである」という説話を述べている。しかし、近年アマチュアリズムからプロフェッショナリズムに代わり、今やオリンピックも商業化され競技よりも勝利することが、国を代表する選手に義務付けられたようになってきた。ここ3回の冬季オリンピックを見てみると1994年のリレハンメル大会では日本選手が活躍し5個のメダルを取った。その次の第18回長野オリンピックでは金5、銀1、銅4の計10個のメダルを獲得し、日本全国を熱狂の渦に巻き込んだ。
 しかし、前回のソルトレークシティ大会では銀、銅1つずつの計2個しか取れず日本国民をがっかりさせた。では何故こうもメダル獲得数に違いがあるのか。
これには2つの問題点があると思う。1つは選手の自覚である。わずかな国際大会の実績であたかも世界トップクラスになったいう間違った考え方がそうさせている。もちろんそれを持ち上げるマスコミにも問題があると思う。もう1つは代表選手の選考方法である。長野オリンピックでの金メダリストに大きな期待を抱きながら選んだことに問題がある。長野オリンピックでピークに達した者が次のオリンピック、また今回のオリンピックに参加していい成績が残せるだろうか?選手には強靭な肉体や強い精神面が必要になってくる。8年近くも肉体や精神面で最高の状態に保てるか疑問である。アルベールビル大会及びリレハンメル大会で活躍したノルディック複合の日本選手を思い出して欲しい。オリンピック前にはまったく無名に近かった若い選手がベテランの引退とともに浮上し、なんのプレッシャーもなしに国際大会に参加し、実績を上げオリンピックで大活躍した。この例からも若い選手にもっとチャンスを与え、いろいろな国際大会などを経験させてオリンピックに出場させればもっといい成績が上げられると思うのは私だけだろうか。
 今回の大会には238名中126名の大会役員が参加していると聞く、1人当たりの派遣費は50万円以上といわれる。世界水準に達していない選手や旅行気分の役員の為に国民の税金を使うのは忍びがたい。JOCの反省と再考を促したい。もちろん競技はまだ続いているので後半の日本選手の奮起を期待したい。

■関連サイト
トリノ2006速報 -JOC財団法人日本オリンピック委員会
http://www.torino2006.orgイタリア語 -大会オフィシャルサイト英語はこちら

このところ薬害エイズ事件で国や製薬会社を相手取って訴訟を起こした問題がマスメディアで報じられている。それによると1996年から2005年の10年間で死亡した119人の4割である40人が同じ原因で死亡していた。それによると非加熱血液製剤でエイズウイルス(HIV)感染した9割以上がC 型肝炎ウイルス(HCV)にも重複感染し、エイズではなく肝硬変、肝臓癌などの肝疾患で死亡するケースが急増している。
では、なぜ我が国において急増したのかを考えると、原因は、たとえばヒト血友病患者に対して輸血をする際に、かつては加熱処理を施さない血液などを用いていたためだと言われている。輸血用血液は国内では需要が間に合わず、主にアメリカから輸入していた。   
そもそもエイズは20年から30年前のベトナム戦争時代のフリーセックスや薬物乱用が感染原因と言われている。また、わが国では過去の売血制度の産物であるとされている。
さて、エイズは北西アフリカの風土病と言われており、交通の発達、奴隷の売買により世界中に蔓延したと考えられる。また同じ風土病として梅毒があり、これはアメリカ南部のインデアンより感染し、大航海時代に世界中に蔓延した事実があり、エイズも同様にの経過を辿っていることはまことに興味深いものである。
ともかく、インフルエンザウイルスも含めて、各種の感染症に対しては、世界各地の気候、風土を越えて感染経路をもう一度チェックし、研究して対応策を勘案していくことこそ、悲劇を繰り返さない社会につながるのではないだろうか。

※エイズウイルスについてNMN話題の病気で特集しています。

■関連サイト
エイズウィルスの感染者に多い肝疾患 -ナチュラル・メディスン・ネットワーク
HIV/エイズとはQ&A -エイズ予防情報ネット
http://api-net.jfap.or.jp/ -エイズ予防情報ネット

いよいよ来週から自民党総裁選挙がスタートする。そのせいかマスメディアも徐々にヒートアップしてきた。しかし、このところライブドアショック、牛肉輸入停止問題、防衛施設庁談合事件、マンション耐震偽装問題などの4点セットが発覚し、内閣支持率も昨年の12月よりも10ポイント以上下げ45%に低下し、不支持率が9ポイント、アップして43%に達した。まさに内閣の支持率は二分されてきている。その一つの理由が今国会での首相の答弁によることが原因らしい。元々首相の質問者に対する返答は30秒以内で答えることが多く、歯切れの良さが逆効果になり、いま起こっている諸問題に対する解答が得られないのが不支持率に繋がっているのだ。なにか“裸の王様”を思い出させる状況に陥っている。こんな状況で9月に予定されている自民党総裁選に「小泉改革」の影響がはたして継承できるのであろうか。最近の政治家の動き、与党である自民党の政治活動はどうも国民である我々には理解しにくい。総裁選にこだわりしすぎて本当の政治家として、今抱えている諸問題に果たして決着をつけることができるのか。
もともと西洋の「罪の文化」に対し、日本の「恥の文化」を忘れているように思う。防衛施設庁談合問題にしてもマンション耐震偽装問題にしても日本経済に与える影響はライブドアショックとは比較にならないほど大きいはずである。全政治家が本気になって政策討論を行って国民のための政策及び対策を行ってこそ国民に信頼されるのである。総裁選の論点にしても安全で元気で子供たちの可能性を育てる国作りのためなどを取り上げて欲しいものである。

■関連サイト

http://www.kantei.go.jp/ - 首相官邸

小泉総理プロフィール - 首相官邸

 最近マスメディアを通じて“うつ病”というか、精神疾患などが多く取り上げられている。
WHO(世界保健機構)の疫学調査によればうつ病の有病率は3?5%といわれている。中でも多いのは軽症のうつ病で身体にいろいろな症状をもつ人である。うつ病は医学的には気分障害(感情障害)に該当する。

 うつ病の症状としては1.うつ気分2.意欲・行動の障害3.身体症状4.思考障害があるとされている。うつ病は通常朝方が調子悪く、夕方に元気が出てくるという日内変動を示すといわれている。また季節によって発病するものも多い。
 では、なぜこのうつ病が起こるのか、それはストレスによるといわれている。人間はストレスにさらされるとそれに立ち向かうため、副腎皮質ホルモンが分泌され、これにより普通「フィードバック機構」が働いて次第にストレスがおさまってくる。しかしうつ病になるとこれらが働かなくなってしまうために発病してくる。

またメカニズム的にはうつ病になると脳内の神経伝達物質であるセロトニンなどが不足すると考えられている。

気分としては食欲がなくなり好きな食べ物をたべて美味しいとは感じない、夜は寝つきが悪い上に夜中に何度もめがさめイライラがつのってくるなど特徴的な症状があらわれてくる。
また、うつ病に似た症状として不安障害(恐怖神経症)がある。これには、最近日本でも注目されてきたパニック障害、強迫性障害、全般性不安障害(GAD)などがある。特にパニック障害は米国では100人に3人の割合で発病しているといわれ、日本でも同率の患者さんがいるといわれている。
世の中が進歩すればするほど人間社会は時間と思考が異常に働き自分で自分がコントロールできなくなり、それがストレスとなってくる。
これでは近代化に向かえば向かうほどに精神障害を持つ人が多くでてくるのは当然の原理である。ファストライフからスローライフにつとめれば、もっとゆとりのある仕事や家庭生活を営むことができるし、精神的にも肉体的にももっとリラックスでき、余裕ある生活を築くことができる。それが精神障害にもならない秘訣ではないだろうか。

■関連サイト

http://www.mhlw.go.jp/ - 厚生労働省

地域におけるうつ対策検討会報告書 - 厚生労働省

2009年6月

  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        

月別 アーカイブ

ウェブページ