世界のうつ病の有病率は人口の3?5%

 最近マスメディアを通じて“うつ病”というか、精神疾患などが多く取り上げられている。
WHO(世界保健機構)の疫学調査によればうつ病の有病率は3?5%といわれている。中でも多いのは軽症のうつ病で身体にいろいろな症状をもつ人である。うつ病は医学的には気分障害(感情障害)に該当する。

 うつ病の症状としては1.うつ気分2.意欲・行動の障害3.身体症状4.思考障害があるとされている。うつ病は通常朝方が調子悪く、夕方に元気が出てくるという日内変動を示すといわれている。また季節によって発病するものも多い。
 では、なぜこのうつ病が起こるのか、それはストレスによるといわれている。人間はストレスにさらされるとそれに立ち向かうため、副腎皮質ホルモンが分泌され、これにより普通「フィードバック機構」が働いて次第にストレスがおさまってくる。しかしうつ病になるとこれらが働かなくなってしまうために発病してくる。

またメカニズム的にはうつ病になると脳内の神経伝達物質であるセロトニンなどが不足すると考えられている。

気分としては食欲がなくなり好きな食べ物をたべて美味しいとは感じない、夜は寝つきが悪い上に夜中に何度もめがさめイライラがつのってくるなど特徴的な症状があらわれてくる。
また、うつ病に似た症状として不安障害(恐怖神経症)がある。これには、最近日本でも注目されてきたパニック障害、強迫性障害、全般性不安障害(GAD)などがある。特にパニック障害は米国では100人に3人の割合で発病しているといわれ、日本でも同率の患者さんがいるといわれている。
世の中が進歩すればするほど人間社会は時間と思考が異常に働き自分で自分がコントロールできなくなり、それがストレスとなってくる。
これでは近代化に向かえば向かうほどに精神障害を持つ人が多くでてくるのは当然の原理である。ファストライフからスローライフにつとめれば、もっとゆとりのある仕事や家庭生活を営むことができるし、精神的にも肉体的にももっとリラックスでき、余裕ある生活を築くことができる。それが精神障害にもならない秘訣ではないだろうか。

■関連サイト

http://www.mhlw.go.jp/ - 厚生労働省

地域におけるうつ対策検討会報告書 - 厚生労働省

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2009年6月

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