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このところ街で風呂敷を持った若い女性を多く見かける。私の患者さんの中にもいろいろなロゴ入りの風呂敷を持った人がいる。何故こうも風呂敷が活用され出したのか。その理由に環境問題があるようだ。ごみの減量対策を考える上で包装紙やレジ袋に変わる代用として国がメディアを通じて風呂敷の使用を推奨している。
風呂敷の語源は風呂に敷く敷物で、衣服を脱ぎ着するのに床に敷いたことからこの名が付けられた。もともとお風呂は仏教の伝来と共に中国から伝えられたものであり、禊や儀式のために僧侶が体を清めるもので、戦乱の後民衆にも施浴が許された。その頃は“蒸し風呂”のようなもので蒸気を拡散させるため「すのこ」や「むしろ」などが床にしかれたのが本当の風呂敷の始まりであるようだ。室町時代大名たちが大湯殿に入るために衣服を間違えないために家紋入りの絹の布に脱いだ衣服を包んだ。これが「平包み」といわれ風呂敷同様、物を包む目的から現代のような風呂敷包み、いわゆる風呂敷ができあがった。
最近は呉服屋だけでなく一般のストアでも売り出されている。昨年の暮れから環境大臣の呼びかけでごみ減量に手軽に取り組めることを訴え大きくPRしだしてから、エコとファッションの融合を目的に百貨店や専門店が売り場を拡張したりイベントを開いたりして販売に力を入れたため、若い世代特に女性に火がつき今やブームになっている。古臭いイメージから脱却するために、トランプ柄、スヌーピーなどのキャラクター柄を用いたものまで登場した。ブームになる前、風呂敷は贈答品を包んだり弁護士が書類を包んだりして愛用していたものであったが、今や風呂敷は環境問題に欠かすことのできない日用品として重要視されている。昔からの古いものの復活は現代社会に何か一石を投じたようだ。
参考資料:東京ふろしき振興会
■関連サイト
・風呂敷専門店ふろしき屋
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Drの四方山日記(50)
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