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5日未明から朝にかけて6発のテポドン2号を含めた弾道ミサイルが日本に向けて発射された。落下したのはロシア沿岸南方の日本海である。幸いなことにわが国領土内に落とされなかったことに日本国民は安堵した。北朝鮮の今回の行為は「米国の関心を引くこと」、「アメリカを含むアジア同盟国への警告」ではないかと専門家は論じている。
もし、「ためし行動」や「テスティング」のつもりで弾道ミサイルを発射する国家行動をしたのだとすれば、わが国だけでなく世界の安全保障と国際社会の平和と安定を脅かすものとして由々しき問題である。日本の首相やブッシュ大統領がいう“遺憾の意”だけで片付けられない問題である。もちろん厳しい経済制裁処置や国連安全保障理事会に北朝鮮の行動に対する決議案を出しているが、それだけの問題にしないで、もっとアメリカの同盟国を中心に世界各国に呼びかけ確固たる制裁を取らなければ、この常識が通じない国にはこたえないのではないか。戦前の日本だったら、まさに戦争が勃発している状況に値する行為である。ミサイルと核はお互いの国民を人質に取り合うようなものであり、平和を願う国々にとっても決してプラスにならない行動である。
今回発射された中の1つテポドン2号は、8年前の1998年に日本列島を飛び越えて三陸沖に落下したテポドン1号(27m・21.7t・射程1500km以上)に比べて規模や性能においては格段優れ、長さは35m、64t、射程距離は6000kmを有し、なんとアメリカ本土のアラスカまで届くというから近隣国である日本にとってはひと溜まりもない。テポドンという名前はアメリカが北朝鮮で初めて見つけたミサイルの場所の地名からつけられた。
どうも現在の北朝鮮の金日成、金正日一族と江戸時代の徳川家による幕府の統治には類似点があるように思う。一族が国家を支配しそれに反するものは徹底的に排除するその方法は、まさに相通ずるものがあるように思えてならない。日本の場合は徳川一族が「自家優先主義」を保持し260年以上にわたり長期安定政権を築いてきた。しかし、1858年にアメリカ合衆国のペリー提督率いる黒船や他の西欧諸国が来航し開国を迫り、その結果1868年に徳川幕府が崩壊し明治新政府が成立した。いわゆる明治維新の状況とここ近年の北朝鮮の金正日一族の動向が類似し、まさに北朝鮮の崩壊を思わせる状況から今日の弾道ミサイルの発射されたように思うのは私だけだろうか。ともあれ時代は民主主義主体の世の中に進んでいる状況である中、平和と安定を求めることが最優先されている。早く安心して暮らせる世の中になって欲しいものだ。
Drの四方山日記(73)
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