ジダン退場の本当の理由

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77.jpg 9日でサッカーワールドカップ・ドイツ大会が終了した。今までもサッカーの話題が多く、5回に分けてブログを書いてきた。もうそろそろサッカーから離れようと考えていた矢先、劇的な出来事が起こった。それはイタリアとの決勝戦においてフランスの司令塔でキャプテンのジネディーヌ・ジダン選手が退場というハプニングが起こった。そのせいかフランスの2度目の世界一の座は遠のいてしまった。1度は代表を引退したジダンが同じく引退していたチームメイト、ティユーラム・マケレレ選手と共にフランスの世界一のために復帰した。

 さて今回のジダンのイタリア戦での退場劇の真相について考察してみた。ジダン選手はアルジェリアの移民の子としてフランス南部のマルセイユに生まれ、14歳でスカウトの目に止まり、ASカンヌのアカデミーに入団した。17歳でカンヌの一軍に上がり、柔らかなドリブルや正確無比なパスでミッドフィルダーとなった。特に彼の超音速のボレーシュートは素晴らしくフランスのみならず世界に注目された。1994年にフランスの代表となり鮮烈なデビューを果たした。その後フランスの代表としてヨーロッパ選手権などで活躍し、1996年イタリアのユベントスに入団。さらにスペインのレアル・マドリードに招かれた。その時の移籍金はなんと約81億円(世界最高額)といわれた。これまで国際サッカー連盟の年間優秀選手に3度輝き、1998年FIFAワールドカップでは優勝の立役者となった。その彼がなぜ引退試合とされたイタリアとのW杯決勝戦において退場という最悪の事態になったのか。今回の出来事は1対1の同点から延長後半5分過ぎに起こった。イタリアのベテラン・マテラッツィ選手がジダン選手に罵声を浴びせた。しかしジダンが無視し自陣に戻ろうとしたが、再度マテラッツィが強く罵声を言い放ったため、ジダン選手がいたたまれなくなって、相手の胸に頭突きを食らわせた。その結果主審は他の審判団と協議の末、レッドカードを示し退場となった。その内容をブラジルのテレビ局が読唇術で分析した結果、「お前の姉は売春婦だ」と2回繰り返し、さらに彼を激怒させた内容は、イスラム教国アルジェリアにいる「お前のいとこはテロリストだ!!」と屈辱的暴言を吐いた。その結果冷静なジダンは激高して上記のような退場劇となった。しかしジダンはそれについての理由は一切コメントしなかった。確かにスポーツ競技において野次はつき物であるが、相手選手を中傷するような暴言はスポーツ精神に反する行為でありあってはならないものと私は思う。ましてや自分の生い立ちや自分の家族について言われることは誰しも嫌がることである。確かに暴力行為は批判されても仕方がないことではあるが、それを起こさせた人物にも問題があるのではないだろうか。勝つことは勝負においては最も最優先されることであるが、あくまでもスポーツである限りフェアに戦って欲しいものである。それが見る人に感動や勇気を与えてくれる。ともかくジダンの蛮行については世界各国で論じられているが、ジダン選手本人の気持ちは一体どういう心境なのだろうか。

Drの四方山日記(77)

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2009年6月

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