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この夏は暑いせいかビールがとても美味しい。特に家族や友人、あるいは職場の仲間たちと語らいながら飲むビールは最高だ。私も仕事を終えてからの家庭での缶ビール(360ml)の一杯は仕事の疲れを忘れさせてくれる。
古代のエジプトやギリシャでは神にささげる神聖な供え物(飲み物)にビールが用いられた。また流行病の予防や薬としても重宝がられた。特にエジプトでは「液体のパン」といわれ種々の病気に効くとして重宝がられた。ギリシャでは医学の祖ヒポクラテスも発疹症の病人に発芽した大豆の煎汁を飲ませて、排尿量を増加させる治療法の一つとして用いた。また中世時代のドイツではビールをスープにして人々の栄養源とした。それが今日ドイツの家庭料理として生き続けている。日本でも明治初期にはビールは薬屋で売られていた。なぜこうもビールが我々人間になじんだのだろうか。人々はストレスにさらされて緊張した中、ビールは精神の緊張をほぐし心の疲れを取るのに最も優れるといわれている。その他では適量のビールは胃から腸へ流されやすく吸収もされやすいので、胃を刺激して胃酸の分泌を促し胃の働きを活発にさせる作用がある。またビールはミネラルやビタミンも豊富に含まれるため、食品としても理想な飲料として重宝がられている。ただ、限度を超したビールの飲用は肝臓や胃を痛めるので注意が必要だ。
最近、我が国では従来のビールから発泡酒が出現し、さらに第3のビール(ビール風アルコール飲料)が加わり、選択肢が増えた。これからさらに猛暑に入ってくるこの時期、冷たいお茶やウーロン茶代わりに飲めるので楽しみである。
Drの四方山日記(79)
厳選された、世界のビール

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