素晴らしい人との出会い

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80.jpg 昨日のお昼過ぎ、四谷に出掛けた。私の20年来の友人の事務所で世界的画家であるヒロ・ヤマガタ氏にお会いするためである。以前、親友より彼のことは聞いていたが、なかなかお会いするチャンスがなく十数年が過ぎていた。ヤマガタ氏の名作であるシルクスクリーン画を10点程購入してクリニックに展示し、来訪される患者さんの目を和ませたり、家に飾ったりして家族や仲間を楽しませてもらっている。

 2日前、私の恩師からヒロ・ヤマガタ氏の来日を聞き、1度お会いしていろいろ絵画のことや創作されるときの気持ちなどをお聞きしたいなぁと思い、私の親友に連絡を取ったら是非会ってあげてくださいという返事に快くして、ヤマガタ氏財団設立準備室の事務所に伺った。約束の午後1時30分ジャストに着き、ドアーを開けて入ると円卓の中央に腰掛けてスタッフと仕事の打ち合わせをしていた。軽く会釈をして彼の隣のイスに腰掛けた。仕事の話が20分くらいで済み、彼が私の方を見て笑顔で「ヤマガタです」と声をかけてくれた。何しろ私にとっては素晴らしいアートを楽しませてくれる憧れの人だったので、始めはちょっと緊張していた。しかし、彼の穏やかな顔を見てビックリした。普通芸術家といわれる人は気難しく気性の激しい人が多いが、その雰囲気が少しもないのに驚いた。そして話してみてまたビックリ。

「先生は作品中に人物をたくさん描かれますが、それはなぜですか?」と問いかけたところ「私はあまりこだわりがないんです。描きたいから描いてるんです。もしここに人物をどうしても描かなければならないと思い込んだら、それは本当の自分の描きたい物にはならないし、自分の絵ではなくなってしまう」と答えられた。そこで私は「先生は作品に向かうときは自然体で描かれるのですね」「そうなんです。私は幼少の頃から好きな絵を描きたいと思い続けてきました。米原の高校を卒業し広告会社でポスター描きをしたりして好きな絵を描いていました。24歳の時にフランスへ渡り、パリで6年間絵画を描く生活をしました。そこで得た経験を元に30歳でロサンゼルスに移住しました」その時に版画的技法のシルクスクリーンを用いた絵画が認められるようになったと私に語ってくれた。

私が一番興味があったのがレーガン大統領との親交についてである。なぜならレーガン大統領は私の卒業したパーマー大学と大きな関わりがあるからである。パーマー大学の3代目学長がレーガン大統領を育てカルフォルニアの自分が経営するテレビの放送局のキャスターに抜擢し頭角を表した。その後の経歴は皆さんがご存知の通りである。80b.jpgそれをヤマガタ氏に話したところ「あ、そういうことだったんですか」と驚かれ、彼とのエピソードを私に語ってくれた。いろいろ意気投合していくうちに30分以上過ぎ彼に会うために待っている人たちをヤキモキさせた。彼は昨日までアメリカにおり、来る前の日にアーノルド・シュワルツネッガー氏と行動を一緒にしていたということであった。ともかく不思議に彼と話していると100年の知己のような親しみと共感を感じた。別れ際彼との硬い握手をし、「また是非近いうちにお逢いしましょう。」といってくれ何か熱いものを感じた。人間は人との出会いによって自分の人生が変わるといわれる。まさにヤマガタ氏のお話を伺っているとなにか自分と重なるものを感じた。この日はなにか勇気をもらった感じがして一日充実した日を送ることができた。

・ヒロヤマガタ画伯が手がけるプロジェクト
バーミヤン アフガニスタン レーザープロジェクト

Drの四方山日記(80)

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2009年6月

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