日本はリサイクル社会

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86.jpg この頃、リサイクル(廃棄物などの再生利用)運動が盛んであるが、元々日本では平安時代からリサイクルが行なわれていた。その際たるものが雑木林である。雑木林は人間がつくったもので、その材木で家を建てたりして、木が腐されば薪として燃料にも用いて生活の糧にした。


 時代が進んでくると生活の1つである“屐・げき”という足袋を履くためのげた(板)がつくられこれに3つの穴を開けて紐で固定して歩くための履物として使われた。これが世界に誇れるぞうりやスリッパとして発展していった。これも再利用の1つである。

 江戸時代に入ってくると日本は循環社会になり、各家庭から回収される屑物は、古紙やボロはもとより、髪の毛にいたるまでリサイクルの対象になった。貝殻やボタンにロウソクの燃えくずは再生ロウソクの原料となった。それを買出し人と呼ばれる業者が各家庭を回って回収し、建場や寄屋と呼ばれるところに持ち込まれた。それを各品目別に別け資源の仕分けをし、専門の問屋を経ていろいろな産業の原料として供給された。日本のリサイクルの特徴は集団回収システムにある。最近では資源分別収集として各市町村が行いそれをリサイクルとして取り組んでいる。

 話は余談になるが、リサイクルの一つとして下駄などの履物があげられる。もともと下駄の前は靴がすでにあり、中国の邪馬台国が田下駄という靴、またヨーロッパ北欧の騎馬民族が履いていた「モカシン(甲部にU字型の切り替えがあるかかとのない柔らかい靴)」などがあったといわれる。日本の下駄は最初は女性の履物として利用された。のちに武士が履いて広めていった。下駄にはいろいろな効用があり、足のつぼを絶えず刺激して内臓の機能を活発にしたり、親指と人差し指で鼻緒を挟むことによって、人間の体に素晴らしい効用をもたらすことが医学的にも立証されている。下駄などの履物はいろいろな材料を使ってリサイクルとして重用している。

 ともかく時代が変わっても、リサイクル運動は日本のいたるところで活動し、国民のために役立てている。

■関連サイト
リサイクルホームページ-国土交通省

Drの四方山日記(86)

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2009年6月

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