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日曜日朝、早く起床して、1時間のウォーキングを済ませてから、昼食まで時間があったので、昨夜買った人気漫画本(劇画)を夢中になって読みふけった。
この漫画本は“人生の生きざま”“人間の性(さが)”“大人の恋”などを現実世界で描くもので日本全国の中高年に幅広い人気があるらしい。
さて今回の物語は『五里霧の星域』と題し58歳の団塊の世代の真っ只中の4人が、40年ぶりの同窓会で出会ったことから高校時代の仲良し4人組に戻り、同窓会の後4人で2次会をやり、昔作った秘密結社「五里霧中」の話に花を咲かせた。4人はそれぞれ違った職域で主人公は鉄鋼会社のサラリーマン、他の3人は大手自動車メーカーのエンジニア、クレジット会社の支店長、そしてもう1人が小さな広告代理店の経営者である。話は盛り上がり、職場の話題、家族の愚痴からゴルフの自慢と多岐に渡った。折角出会ったのだから後日4人でゴルフをしょうということになった。プレイを楽しんで家路に帰ろうと車を走らせたら道に迷ったらしく、どれだけ走っても高速道路の入り口が見つからず、困っていたら突然、濃い霧が立ち込めてあたり一帯の視界が全く見えなくなって頼りのナビも消え、1時間後、霧が晴れたら全く違った風景が出現してきた。しかもその現れた村は自分たちが住んでいた昭和30年代前半のものであった。しばらくその村を探索したが誰一人いなく、そのうち村全体が霧の中に包まれた。自分たちがつくった秘密結社「五里霧中」をまるで地でいっているようである。
そしてここで想念することが全て実体化する異空間となり、青春時代の秘密や実生活での経験が現実のようになり、彼たちにとって想像以上のトラブルとなって現れた。早くこの世界から抜け出し、現実の世界に戻ろうと念じた。そしてなんとかこの世界に立ち戻ることができた。そして彼たちはそれぞれ自分の生活に戻った。しかし、現実社会は彼たち4人にとっては日々、幾多の困難が降りかかり、この社会から逃げ出したくなった1人は「五里霧中」でかつて恋人であったと暴露された友人の奥さんとかけおちし、他の2人は異次元の世界に再び戻り、主人公ただ1人が現実の世界に残るというストーリーである。
この漫画本にあるように団塊の世代は今まさに定年を迎えようとしている。老後のこの殺伐とした世の中で自分の安定した生活をいかに築いていこうとするかを考えると、おのずとこの物語の4人のように、現実から逃避したくなるのも私には分かるような気がする。団塊の世代の1人として何か考えさせられるものがある。
Drの四方山日記(98)
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