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昨夜遅く民放の番組でゴルフの全英シニアオープン選手権(The Senior British Open)を放映していた。この大会は由緒ある大会らしく、全英シニアツアーと欧州シニアツアーの共同開催の大会で、前回の優勝者はアメリカのトム・ワトソンという有名プレーヤーである。
ただ、ゴルフの試合の番組は多いが、この番組はドキュメンタリー風で“7人のサムライの運命・激動の全英オープン”というタイトルが貼られ、日本のシニア6人が世界のプレーヤーに挑戦する姿を克明に描いていた。今大会は特に2002年日本人でメジャーを制覇した須貝昇(56歳)が癌を克服してシード権を手に入れ、帰ってきたチャンピオンとして試合に臨んでいた。一時は10位以内に位置し最終的には+12で予選落ちしたが、その一生懸命にプレーする姿にスポットが当てられた。そのほか、中島常幸(51歳)の復活プレー、尾崎直道(50歳)の華麗なるプレー、室田淳(51歳)の根気のゴルフ、2002年欧州シニアツアー賞金王の海老原清治(57歳)そして日本を代表するゴルファーで数々のメジャーを制した青木功(63歳)が過酷なコースコンディションの中死闘を繰り広げた。そのプレーする姿には何か胸がジーンとさせられるものがあった。
結果はプレーオフの末ローレン・ロバーツ(米国)が優勝し、日本勢は健闘の結果、中島常幸と室田淳が15位、尾崎直道が47位、青木功が60位、海老原清治が73位という成績だった。結果はともあれ日本の選手は奮闘し、大勢集まったファンを魅了した。
最近は宮里藍や横峯さくらなど女子選手が世界で活躍しているが、もともとシニアというかベテラン勢が世界で数々のプレーを見せタイトルを手にしてきたことが、今日の日本のゴルフ界の礎になったといっても過言ではない。どのスポーツでも先人が世界に道をつくることは並大抵のことではないが、ベテランのフロンティア精神があってこそ次の世代の若者が活躍できるのである。ともかく、シニアの選手の活躍する姿を見て私も何かを感じ取ったような気がする。
Drの四方山日記(116)