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昨日は、以前より興味を持っていた『驚異の地下帝国「始皇帝と彩色兵馬俑展」』が江戸東京博物館で開催されていたので見学に行った。兵馬俑と地下帝国は、中国最初の皇帝・秦始皇が「永遠の命」を守護するため、地下に巨大な宮殿を戦国時代(紀元前403年前?221年)の覇者として君臨した時につくり、後の中国に影響を与えたものだ。
特に今回は剥落(剥げ落ちる)の危険から中国国内でも常設公開していない彩色兵馬俑(跪射俑)が初公開されるという情報から多くの見学者が詰めかけ、長い列をつくった。
今回の特別展には始皇帝の他項羽、劉邦、呂后、文景の治の時代から武帝の時代までを中国の壮大なる歴史として展示している。また会場には大画面を使ったバーチャルシアターで兵馬俑坑の様子を、CGを駆使して彩色兵馬俑の鮮やかな彩色まで復元して上映していたのには感激した。中国の歴史はとても深くなかなか覚えきれない。特にこの時代の司馬遷の著した史記は中国最初の歴史全体を痛感した総合的史書で、全130巻にのぼっているといわれている。我が国でも中学・高校の漢文や世界史でも紹介されているので、ご存知の方もいると思う。
秦の始皇帝は暴君中の暴君であったが、大きな事業として万里の長城の建設や地下帝国として巨大な始皇帝陵の造営を行なった。そのため財政に負担を掛け、民衆からは尊敬されなかったようである。しかし、最近になって始皇帝はそれまでの封建的な世界を法の下に近代国家へと生まれ変わらせたとして再評価されてきている。漢の時代が約400年続いたのだけをとってもそのことは評価に値する。
この江戸東京博物館では「美空ひばりと昭和のあゆみ展」が同時に開催されていた。忙しい合間の休日に、美術、彫刻、絵画、音楽などの芸術に触れてみるのもまた良いものである。
参考文献『:司馬遷「史記」の世界』
■関連サイト
TBS「始皇帝と彩色兵馬俑展」
Drの四方山日記(122)