発育障害(発達の遅れ)

K02.jpg 最近乳児期から幼児期にかけて多く現れるものとして、発達の「遅れ」や「歪み」があります。発達とは時間経過に伴う運動機能や精神機能の成熟へのプロセスをさします。但し身体的な体重や身長の増加をなす成長とは区別します。年齢に応じた運動機能や精神機能が十分に進んでない場合を「発達の遅れ」といいます。


 全ての子供たちはいろいろな個性や可能性を持って生まれてきます。それらの成長過程で起こってくるのが発育障害です。広くいうと、脳の機能的問題が原因で生じて来ます。例えば軽度の知的障害者に当て嵌められることが多いと世間では言われています。精神的発達の遅滞、自閉症、ダウン症、注意欠陥・多動性障害などがあります。大多数は先天的で生物学的要因による障害であるとされています。それは日常の中から見つけることができます。首のすわり、おすわり、伝い歩き、一人歩き、三輪車をこぐなどの運動機能や、人や物に対する反応が極端に劣っていると感じた場合が最初の兆候です。子供の異常は両親、特にお母さんがいち早く気がつく場合が多い。

 発達障害の主なものとしては?知的障害(知的機能の問題)?広汎性発達障害(自閉症・アスベルガー症候群など)?学習障害(LD)?注意欠陥・多動性障害(ADHDがあります。

知的障害…大脳の中心的な働きである知的知能(思考力、記憶力、言語能力)の発達のバランスがうまく取れない場合をいいいます。ダウン症など染色体異常によるものもありますが、多くはその原因が特定できません。通常人口の2?3%がこれに該当します。

広汎性発達障害…社会性の障害で、コミュニケーションの障害をも持つものえおいいます。こだわり行動、自閉症などが代表的なものです。またコミュニケーションの障害があっても言葉の発達が遅れなかった場合はアスベルガー症候群といいます。

学習障害…認知能力や運動機能は正常で精神遅滞や情緒障害がないにもかかわらず、読み書き、計算などの基本的な学習能力が劣るものをいいます。

注意欠陥・多動性障害…注意集中が難しく、多動・落ち着きがない・衝動的で思いついたら直ぐに行動に移します。

 発育障害児・(者)に対し正しい知識の啓発や健全な療育、幸せな社会生活を家族や周りが気にかけ指導することによって日常の生活を維持することができます。現在NPO法人としてアスペ・エルデ会などの組織が障害児の架け橋となって活動しています。
 まず、日常生活の中で子供の異常を感じたら、本当に遅れがあるか検査してもらうことが必要です。軽い遅れや筋緊張低下などは、経過次第で十分正常化するので希望を捨てないことです。
参考文献:講談社『マイドクター 家庭医学大事典』 医学書院『今日の治療指針2006』

健康コラム

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