![]()
23日(祝日)、24日(日)私は故郷の富山に行ってきた。母の見舞いと体と心の静養のためだ。空港に到着して、直ぐに叔母の家族と一緒に黒部アルペンルートと立山で有名な立山町に行った。
今回は時間の関係から日本最大の瀑布として有名な「称名滝」と立山カルデラ砂防博物館を訪れた。先ず、最初に訪れたのは「称名滝」である。この滝は雪水が垂直の灌木帯に落ち、二段目や三段目の滝壺に天から降ってくるような飛沫が上がって足下から奈落の底に吸い込まれていく感覚におそわれた。瀑流は波打ち渦巻き、不思議にきらめく滝壺を目のあたりにして、その美しさに満足感すら覚えた。この滝を訪れる観光客は年間25万人といわれる。ただ私自身は、この8月に南アフリカの世界3大瀑布の1つで世界遺産に登録されているビクトリアのフォールズを訪れて感動した直後だけに、ちょっと規模が違うかなぁという気持ちであったが、しかし確かに凄さにおいてはビクトリアフォールズだが段差を作りながらV字から流れる滝の美しさは何か疲れた心をやすませてくれるものがあった。 次に立山駅の近くにある立山カルデラ砂防博物館を見学した。このカルデラは火山活動と侵食作用によって独特の自然差を持つ日本でも有数のの大規模崩壊地である。過去に幾度となく常願寺川流域を氾濫させて土砂災害をもたらしたといわれる地域で90年前より砂防事業が続けられて富山平野を守った。その歴史的状況が展示され土砂災害の恐ろしさを訪れる人たちに広く知ってもらうため紹介されている。
見学後、富山市に戻る途中“越中おわら風の盆”で全国に知れ渡っている八尾の町に立ち寄った。富山県に住みながらあまり“おわら”を知らないのも不思議がられると思うが、富山県は富山を中心とする東を「呉東地区」、高岡を中心とする「呉西地区」の2つ二つに分れ、呉東は新潟寄り、呉西は金沢寄りで、地方ならどの県でもあるのではないかと思うが、文化や習慣、生活や言葉の一部に若干違いがある。話は八尾のおわらに戻すが、“風の盆”は二百十日の風が吹くと、八尾の町は夜ともなると哀愁を帯びた音色で“おわら踊り”で一色に染まる。土蔵、格子戸の旅篭宿、造り酒屋屋が軒を並べる坂をぼんぼりの明かりを頼りに三味線、胡弓、太鼓の音を奏でて町を夜通し流し続ける祭りである。また毎年5月には曳山祭りが行なわれる。その歴史が観光会館に保存されているので見学を楽しんだり、坂の町を散策したりした。
夕方に富山郊外にある温泉でゆっくり体を休め、翌日母のいる病院を見舞って夜の便で東京に戻った。富山県人であるが故生まれ故郷を知ることは大切であると改めて知った旅であった。

Drの四方山日記(136)