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今日(26日)、自民党の安倍晋三総裁が戦後、最年少の第90代、57人目の首相に指名される。直ちに組閣に入り今日中に新内閣が発足する。毎回新しい総理大臣が誕生すると決まって論議されるのが、新政権は何を国民のためにしてくれるのかである。また何を期待できるのか?が取り沙汰される。新政権は当然のように課題を出し、国民に公約する。しかし最近の首相は仕事らしい仕事もしないうち退任していく人が多い。ではなぜこうも政治家の言う事が当てにならないのか。一つには政治家らしい政治家いなくなった。以前は吉田茂氏、田中角栄氏、最近では中曽根康弘氏など自分で公約したものに対して信念を持って実行してきた政治家がいたが、ここ数年は他の実力者の顔色を伺って行政を行なっている首相が多いように思える。これは、もちろん私自身の考察ではある。
さて、戦後生まれの51歳の若くてソフトな顔立ちの新しいリーダーが小泉首相の後を受け継いでどう“行動力”を発揮してくれるか楽しみである。新首相は「全身全霊で美しい日本づくりを」をキャチレーズに掲げて、改革路線を継承しながら安倍イズムを国民に浸透させようとするだろうが、いかに信頼を得ていくかは彼の手腕にかかってくるようだ。既に内閣の重要ポストについては総裁選の論功重視の人材を登用し、重要な閣僚ポストには世代交代を意識した若手を入れる布陣を取っている。今までと違い派閥の意向を無視した人選を行なっていくようだ。
安倍氏といえば必ず出てくるのは「北朝鮮・拉致問題」といわれるくらい今まで熱心に取り組んできた唯一の政治家であるため、意地が上にもこの問題を解決しなければならないだろう。その他には憲法改正、財政再建、教育問題、年金制度、地方分権問題など山積みの課題に挑戦して実行していかなければ歴代の首相と同じ扱いを受けることになる。
今までの小泉政権が残していった課題に対して真っ向からトライしていくことは並大抵ではないそれができないと短命に終わってしまう。それを考えてか知らないが閣僚担当を大幅に増やし、「再チャレンジ」「イノベーション(技術革新)」などの担当を兼ねさせたり、首相補佐官の増員など官邸機能の強化に努めるようだ。これから民主党との対決に臨むためには万全を期していかないと百戦錬磨の政治家小沢一郎には太刀打ちできない状況に追い込まれる可能性もある。ともかく小泉首相が後ろ向きと指摘された分野に積極的に取り組むことで安倍政権が評価され、これからの国会運営をスムーズに進めることが国民のための政治になれるのではないだろうか。その時こそ新しい国家像による「美しい日本」になれるのである。
Drの四方山日記(137)