人の心をつかむシャンソン

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150.jpg 昨夜、夏に“南アフリカの旅”をご一緒した方の妹さんがシャンソンをやっておられて「コンサートを開くのでおいでになりませんか」というお誘いを受けて東京・内幸町ホールに友人と出かけた。
 シャンソンは私自身正直言ってあまり知らない音楽の分野である。ただ私が子供の頃、NHKの紅白歌合戦で芦野宏、高英男、越路吹雪、岸洋子さんなどが歌っていたのを覚えているくらいであった。しかし昨夜聴いた菅尾玲子さんはシャンソン界では有名な人らしく日本全国でリサイタル公演やコンサートを開催し、全国8ヶ所でシャンソン教室を開いて後進の指導に情熱を注いでおられる偉大なシャンソン歌手である。
 シャンソンの由来は、中世からルネッサンス時代にかけて歌曲として作られ歌われたもので、その語源はいわゆる世俗的楽曲の総称で、特にフランス語で歌われたものを“シャンソン”と名付けた。ただフランスでは、特定のジャンルの曲を示すものではなく、歌全般を指しているようだ。

 この夜のコンサートは第1部と第2部に別れ、それぞれ7曲ずつ14曲披露された。中には懐かしい曲やよくいろんなショーで歌われている曲もあり、聴衆はすっかり“菅尾玲子”の世界に入り込んだようで、2部では戦後の名曲を聴衆全員がという趣向が取られ、舞台と客席が一体となった素晴らしいエンターテインメントであった。また彼女の素晴らしいトークに私は心を打たれた。最後の曲「マイウェイ」を終えた後、余韻が残っていたせいかアンコール曲が入りあっという間の2時間であった。
 やはりその道の本物が歌う歌は素晴らしく、先日聴いた元X-JAPANのToshiさん同様、“歌は愛を語り人生を語る”ということをつくづく感じた夜であった。

Drの四方山日記(150)

2009年6月

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