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最近、自分の価値観についての本が売れているという。その1位が『東京タワー?オカンとボクと、時々、オトン』、2位が『五体不満足』、3位が『ぼくの靴音』と続いている。
では自分の価値観とは何か。最近発表されたある文化センターの調査によると、日本人の価値観の特徴を5つに分類している。
1つは集団志向。これは社会や家族といった中に対し自覚と責任を持って関わっていこうというものである。ただこの志向は周囲の考えに頼りがちなところがある。
2番目は自立志向。危険を伴ってでも積極的に努力・挑戦するタイプで何かにつけて前向きにトライしようとする。
3番目は快楽志向。現在を楽しむことに重点を置き、貯蓄や人間関係を大切にしない。
4番目は自適志向。気の合った仲間と楽しんだり情報交換をして暮らすタイプ。
最後は安着志向。努力や苦労を好まず周りの意見に同調し依存するタイプである。
日本のように経済が成熟しいろいろなライフスタイルが出来上がってきた現代では、なかなか自分らしい考え方や暮らしができないのが現状である。心の豊かさやゆとりを持とうとしても社会がなかなか許さず、自分が感心を持ったことでも思うようにいかないのである。ましてや男と女となると、生まれつきの本能や役割が違うので自ずと価値観に差が出てくる。私の尊敬する恩師が“男女に差別なけれど、区別あり”という言葉を講演の中でよく話されている。家庭は母を中心に心をつくり、社会は国を中心にものをつくる。「父は敬、母は愛」と説いておられる。また劇作家で有名なシェイクスピアも名言として“世の中に幸せも不幸もない。ただ、考え方でどうにでもなるのだ”というのがある。幸せか不幸かを決めるのは他人ではない。自分がいいと思えばどんな状況下でも十分に幸せになれるということである。大切なのは自分がどう感じているかなのだ。それが自分の価値観であると解説している。
人はそれぞれ大切にしている価値観にのっとって生きている。その価値観が尊重されないと当然居心地が悪くストレスが溜まってくる。それが今のストレスの原因だ。ともかく相手の価値観を受け入れるためには自分の価値観に気づくことが大切である。それがお互いに自分らしく生き、愛情も増していくことにつながるのではないか。
参考資料:マネックス ラウンジ「自分の価値観を知ろう」 なるほど『人生訓』 佐々木将人著
Drの四方山日記(156)
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