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新聞の社会ニュースに面白い内容があった。「夫婦げんかで先に謝るのは夫」というタイトルで、ある生命保険会社経済研究所の世論調査で以下のことが分かった。この世論調査は全国の30代?60代の既婚男女800人を対象に行なったものだ。その調査によると夫婦げんかで“妻が先に怒り出す”と答えた人は43%、“夫が先に怒る”と答えた人より6ポイント高かったという。仲直りでは妻が先に謝るは13%で、夫が先に謝る30%の半分以下だった。世代別で見るとけんかが最も多いのは30代で、若い世代ほど女性上位のようである。これもアメリカナイズした日本の風潮ではないだろうか。
おとなり中国では、夫婦げんかについて20歳?64歳を対象に調査を行ない、現在の中国の男女間の状況が分かった。今放送されているテレビドラマ「誰に言っても解らない」で夫婦間の暴力を主体に、夫婦とは何かを考えさせる番組で今や中国では大変な人気であるようだ。特に都市部より農村の方が夫の暴力が多いようである。
日本でも中国でにも女性は男性に絶対服従の思想があった。つまり妻たるものいかなる状況でも夫に従え例え殴られても「死をも厭(いと)わず従う」というのがあたかも平然とまかり通ったものであった。しかし、日本は戦後の経済の復興と同時に男女平等の社会的風潮と共に、女性が強くなり今や夫が妻に従う状況が若い世代に浸透している。それが叶わぬときが夫婦の離婚の危機が訪れるようである。私の恩師がいい事を私に教えてくれた。若いときの“恋愛”は恋が中心である。恋という字は心が下にくるため「下心」といい、愛という字は心が真ん中にくるため情が湧き「愛情」となる。それを分からぬまま夫婦になり恋で終わって離婚したり、愛となって本当の夫婦になるという。その延長線上で“円熟ある夫婦”になるのである。夫婦とは他人と他人が一緒になるわけだからお互いの理解がないと、夫婦としてやっていけない。では夫婦げんかのときは謝るのはどちらからか、私は悪いと思った方から謝るのが最も平和的解決だと思うし、後味を悪くしないためにもそれがいいのではないか。また時代が時代だけに夫婦げんかのときは出来るだけ素直になることだ。ともかく女性は口達者なのだから男は偉いのだなどと威張っていないで、すっきり謝るのもかっこいいのかも知れない。
Drの四方山日記(159)
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