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長崎県のある女子高の来春の入試で「箸の持ち方」を検査項目に取り入れる。生活習慣や食育に対する最低のマナーが身に付いているかどうかを見極めることが狙いらしい。そしてその結果を合否の判定に加えるという。この高校は来春普通科に40人募集しており、入試には「数学・国語・総合問題」があり、それに「箸の持ち方」を加えるというもので、試験時間は3分を予定している。試験内容は箸で豆をつまんで移動させる際、持ち方及び上手に使いこなせるかを試験官がチェックするというものだ。
なぜこのような試験を採用するのか分からないが、私の想像によると日本人は礼儀正しく勤勉で親切な国民であると昔から外国人に認識されていた。特に女性は大和なでしこといわれるくらいおしとやかで礼儀を重んじ、お嫁さんにするなら日本の女性と言われるくらいであった。しかし最近ではどうも自らの利益だけを追い求める強欲な国というイメージが定着し、国際社会から幾多の非難を浴びているのが現状である。最近国内においても政治の乱れ、凶悪犯罪の多発、家庭及び学級の崩壊など目を覆いたくなるようなニュースが毎日のように報道されている。ではなぜこういう状況になったのだろうか。日本人一人ひとりが日本文化の素晴らしさを忘れ西洋文化を重んじた結果、わずかな乱れや歪みが生じ現代の日本の惨状をつくったようだ。日本人の基本は家庭にあり、そこに核をつくることで家庭と家族の絆を強くしている。箸の使い方は家庭において親が子に伝える最初のしつけである。正しく教えることで正しく考え行動を始める大切な行為なのだ。その意味からも基本中の基本である箸の使い方こそ我が国独自の食文化の一つと言える。子供が成長し社会に出た時、食事の席で箸の使い方一つ知らないと笑われ、その人の家庭のしつけが疑われる。それくらい箸の使い方は重要な役目を果たしていると思う。箸の歴史は日本人独特の美意識と礼儀作法を育んできた。それが日本料理の文化を作り出したものといえる。
私はこの女子高がこういうことを試験科目に入れることは個人的に大賛成だ。それによって1人でも多くの女性が正しいマナーを身に付けることは素晴らしいことだと思う。
Drの四方山日記(162)
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