サントリーオールドの復活

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200.jpg サントリーオールドといえば団塊の世代を中心にその前後の年代の人なら誰でも、ああ“ダルマ”だと気付くくらい有名なウィスキーである。そのウィスキーが7年ぶりに全面リニューアルして売り出され、現在まで前年の同時期より10%増の伸びを記録しているという。我々団塊の世代には嬉しい限りである。


サントリーオールドは1940年に日本に誕生していたが、第二次世界大戦により販売することができず、1950年にやっと世に出た。当時はあまりにも高価なウィスキーであったため庶民は愛飲することはなかなかできなかった。しかし、高度経済成長の流れと共に徐々に一般の人も手に入れることができ、高級であることに違いはなかったが庶民にも憧れのオールドを味わうことができるようになってきた。1994年にラインナップが一新され、従来のリッチ&メローからマイルド&スムーズという口当たりのまろやかなものにリリースされた。そして2006年3月にリニューアルされ、中身とラベルのデザインを一新し、さらにオールドの印象を強くするため商品名を「THEサントリーオールド」と名付けた。味も団塊の世代を強く意識し、樽で熟成したモルト原酒の比率を上げてよりまろやかさを高めた。またCMキャラクターも団塊の世代である歌手井上陽水を起用し、全国の販売店の店頭には特別専用棚を作るなどして積極的な宣伝に努めた。その甲斐もあってか販売も好調が続いているという。まさにかつてのオールドファンをもう一度復活させるための戦略である。

最近国産ウィスキー市場は健康志向のせいか飲む人が減り、日本酒の地酒や焼酎ブームに押されて2005年には69000キロリットル飲まれていたものが、1983年のピーク時の4分の1までに減った。オールドもその例に漏れず、ボトルを店にキープして飲むバーやスナックなどの衰退もあって、1980年の1240万ケースあったものが2005年には50万ケース以下にまで激減していった。1970年代?1980年代にかけて愛飲していた若者は、今や団塊の世代になっている。その団塊の世代の中には若い時代簡単に飲めなかった独特の風味を醸し出す樽原酒であるオールドを、もう一度舌先で感じて重みと深みを味わいたいと思っているオールドファンが多いのではないだろうか。ともかく我々の世代には嬉しいニュースである。

Drの四方山日記(200)

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