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このところテレビ番組でやたらと魚肉ソーセージは健康に有効性があるとうたっている。魚肉ソーセージといえば我々が子供の頃の学校給食や遠足には必ず出され、家に帰ってもよくおやつに出されたものだ。ただ包装フィルムがむきづらくイライラしたのを子供心に覚えている。
魚肉ソーセージは1970年代までは普通に食卓に並べられ健康を意識せずに食べられていたが、1970年代以降徐々に肉食に取って代わられた。その理由は欧米人から「日本人は魚ばかり食べているので魚くさい」といわれ、その後肉食が食卓に入り込んできたという。もともと魚肉ソーセージの有効性は叫ばれていたが、あまりにも大量生産のため食品としての価値が低く見られ国民の認識が薄れていた。魚にはドコサヘキサエン酸(DHA)などの成分が含まれ、“脳の働きを高める”“中性脂肪の減少”に効果があることは分かっていた。しかし、昭和45年以降欧米による食文化が入り込み、蓄肉中心のソーセージが出回り魚肉ソーセージの需要が急速に減少していった。それがBSE問題で「牛肉が危ない」「魚が安全」という風評が広がり再び魚肉ソーセージがクローズアップされてきた。もちろんマスコミなどの後押しにもよるが、最近では中性脂肪を減らす目的でDHA入り特定保健用食品が発売され、コラーゲン入りソーセージ、サプリメント成分配合のソーセージ、あるいはいちごミルクフィッシュソーセージなるものまで現れた。肌をしっとりさせ新陳代謝を促進、中性脂肪を減らす効果がメタボリックシンドロームに有効、その他子供の肥満を抑えるなど健康効果を医療専門家が高く評価しているようだ。長年の「代替商品」から「健康食品」として見直されつつある。
日本人というのはどうも商売の天才のようである。商品の価値を見つけそれをうまく利用し伝える技術はどこの国の人よりも長けている。ともあれ肉に飽きた日本人がもう一度魚に目を向けることは、健康を維持するには最良の方法ではある。
Drの四方山日記(201)
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