![]()
一体この国はどうなっているのだろうか!?国民に働かすだけ働かして、役人や政治家は税金でやりたい放題とはどういうことなのか。私でなくても国民の多くは同じ思いをしている。
今回の政府税制調査会(首相直属機関)の会長である本間正明氏が国家公務員宿舎に愛人と同棲していた問題は国民として由々しき問題である。それなのに、総理をはじめ政府の執行部は今回の件を「プライバシーはプライバシーなのでそれ以上はいうつもりはない」や「ルールにのっとって官舎に入居されたと聞いている。本間氏の税制・経済に対する見識を生かし、職務を果たしてもらいたい」などと事の重大さに気付いていない。一体責任の取り方とはどういうことなのかと呆れ果てるばかりである。これが民間の出来事ならば一大事である。それすら分からない政府がこの国をコントロールしていることに疑問を感じる。本間氏はかつて、経済財政諮問会議で公務員宿舎売却を促す報告書をまとめた張本人であった。それなのに自ら格安の宿舎に平気で入居していては、納税者の理解は得られるはずもないのではないか。ここの場所は相場で50万円前後だというのに、なんと7万7000円の官舎に入居しているという事態は呆れるばかりである。これは本間氏の問題に関わらず、他の官舎でもあたかも当然のように利用されている状況は、何をかいわんやである。
江戸時代、領主の重税に苦しむ農民の状況を幕府に直訴して刑死した佐倉惣五郎という人物がいた。彼は農民を救うため百姓一揆や明治の民権運動を鼓舞した英雄である。死後、怨霊となって苛斂誅求(かれんちゅうきゅう)する領主を苦しめたという。不当な税への民衆の恨みは、国民につもれば何百年も言い伝えられ怨念話となるという。税金の三大原則は「公平・中立・簡素」である。その中でも「公平」は最も重要であり、税制論議の核心といわれている。「中立」は税制が企業や個人の経済活動を平等にするためのもの。「簡素」は納税者に理解しやすくすること。これが原則である。またその税制をプランニングするのが政府税制調査会であり、そのトップが役人の特権といわんばかりに公務員宿舎を低家賃で入居すること自体が不合理である。ともかく一生懸命働き得た収入を厳しく納税させられ、その税金を権力者などが安易に使っていては、国民の生活を守ることにはならない。税金を上げることについては、上げるなりに理由を公にし国民の理解を得ることが最も大切なことである。
参考資料:毎日新聞
Drの四方山日記(204)
コメントする