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24日、実力日本一を決める競馬の有馬記念(G?)でラストランしたディープインパクトが見事に有終の美を飾り引退した。千葉県・中山競馬場にはこのレースを見ようと2週間前から徹夜組が出るほどだった。競馬をやらない私でもディープインパクトの名前は知っている。過去に名馬といわれた馬は多かったが、これほど体型が小さいのにも関わらず抜きん出た瞬発力を持つ馬は過去にいただろうか。よく競馬といえば古くはシンボリルドルフやハイセイコウ、シンザン、ミスターシービー、オグリキャップの名前があがるが、ディープのように「空を飛んでいる」と表現される馬は過去にいないのではないか。
2002年、競り市で7000万円で落札された馬で、父は名馬と謳われたサンディーサイエンス、母はウインドインハーヘアである。ディープはサラブレッドとしては小さな体型で今まで出走したG?競走馬の中でも最低の馬体重であったという。しかし、体は小さいが瞬発力は抜群で体が柔らかく、犬や猫などが後ろ足で耳をかく動作が出来るという。特徴は4本の脚のうち3本が靴下を履いたように白毛で覆われ「三白」と呼ばれている。サラブレッドとしては全体のバランスは極めて良く、スピード馬に特有である薄い蹄を持ち通常2週間で駄目になるといわれている蹉跌が、ディープの場合3週間使用しても減り方が少ないという。これは他の馬と違いかき込むような走り方ではなく、きれいな飛び方を持っている証拠だという。これが空飛ぶ馬といわれる所以である。過去にもアメリカの三冠馬といわれたセクレタリアトと同様の特徴を持っている。ディープのスピードの乗せ方は素晴らしく競馬ファンなら誰でも魅了されるという。
直接レースはテレビ中継では見られなかったが、夜の「ディープインパクトの特集」でレースを見て不思議な馬であるという印象をもった。なぜなら第3コーナーまで後ろから2番目だったのにも関わらず、第4コーナーを回る頃には2番手3番手の位置をキープし、あっという間に先頭に抜き出てそのまま空を飛ぶかのように快走する勇姿は、競馬ファンならずとも圧巻と言うしかなかった。
25日、引退レースを飾ったディープインパクトも中山競馬場から繋養先の北海道へ向けて旅立った。おそらく日本競馬史上最高額の51億シンジケート(種付料1200万円)が組まれているという。順調ならば2008年初めには2世が誕生し2010年にはデビューし、父ディープに劣らず素晴らしいレースをしてくれることを夢見ている。
Drの四方山日記(206)
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