2007年1月アーカイブ

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233.jpg 朝定刻よりは早くクリニックに着くと既に3人の患者さんが待っていた。朝一番の新幹線で岡山より治療のため来院された方々である。

26年も開業していると北は北海道の最北端の島から南は沖縄まで各地や遠く外国からも治療のため訪れることがある。まさに医療者としてありがたいかぎりである。


特に今回の3人(親子と従妹)のうちの1人は一年前腰椎の変位が原因で体が湾曲していろいろな病院など医療機関に通院したがなかなか結果が出ず、はるばる岡山から片道2時間半、往復5時間かけて新幹線で5日間継続して通われた患者さんである。

その甲斐あって、からだの芯(正中線)が出来てバランスがよくなった。
その後、ご主人も一緒に岡山から通院された。
今はお母様も毎月一回親子で治療を受診されている。今までにも過去に腰椎椎間板ヘルニアで仙台から毎日1ヶ月間通院されたり、名古屋から一日おきに2ヶ月通われてきた患者さんがいる。幸いにも両人とも良くなり、今は時々チェックに来院される。また、遠方の方には出来るだけクリニック近くのホテルなどに宿泊出来るようにお世話している。

「人間は最悪の状態に陥ったときは、良いと思うことは何をおいても頼りにする」
という言葉通りどうしても冶らないときは新幹線や飛行機に乗ってでも治療に行くものである。私もからだが良くなると思うと、どんなに遠くても治療を受けると思う。

遠方からおいでになる患者さんは、どうも近くの患者さんと違い熱心だしドクターである私の言うことを真剣に聞いて実行してくれる。
まさに“親身一体”というかお互いの気持ちが“一体感”となり不可能と思われた症状や障害が良くなることが大いにある。

しかし、私は万能ではないし神様でもない。
ただ良い手当てで冶してあげようと思う気持ちは人一倍ある。その気持ちが通じたときが一番嬉しいし、力を発揮してくれるようだ。

やはり人間極限に達した時こそ信じられない力を発揮するものであるようだ。

以前頂戴した体験談 先生との出会いで私の体が変わった

Drの四方山日記(233)

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232.jpg 「あなたの子供は今何々駅改札を出ました」と駅の通過情報メールで保護者に教えてくれるサービス(安心グーパス)が登場したというニュースが入ってきた。

このサービスは通学時における子供の安全が社会問題となっている中、保護者へメール配信したり外出先でも子供の行動を把握できるサービスが関東でも私鉄に導入されたものだ。

このサービスはすでに昨年1月10日より関西の私鉄3社が導入し、2月1日から大阪市営地下鉄、大阪モノレールなどにも拡大し、また神戸や京都などにも拡大される予定であるという。

232b.jpgこのサービスが全国、特に大都市に浸透すると、小学校、中学校および塾からの通学通塾時における子供の安全確保と保護者への安心感が図られるということになる。

 今や情報機器の発展は格段の進み具合で、我々の年代には便利なことは分かっても、なかなか使いこなせないし、利用できていないのが現状である。
科学の進歩は驚きと同時に人間社会を利便にする一方、逆に個人情報漏洩など不都合が起こることも大いにあるのではないか。この先どんな便利な世の中になるのか我々には到底見当がつかない。ただ一つ言えることは、科学が進歩すれば人間社会が駄目になることも忘れてはならない。

つい一昔前までは、この日本にいて外国へ簡単に国際電話ができ、またFAXでこちらの情報を知らせることができたことで感動したが、今やその感動すら薄れてしまった世の中がちょっと恐い気がするのは私たち団塊の世代だけだろうか。
いい意味でのITや情報サービスが活用されれば、もっとみんなにより良い社会になると思える。

参考資料:毎日新聞 社会面より

Drの四方山日記(232)

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231.jpg 米国や英国の大学の研究チームが行なった調査によると、輪郭のくっきりした男らしい顔つきの男性は遊びやデートする時にはいいが、結婚相手には不向きであるという結果が出た。もっと具体的に言うと彫りが深くあごががっしりした男性より、どちらかというと丸顔で厚めの唇の「女性的な優しそうにみえる顔つき」の男性の方が子供を可愛がり、よき父でよき夫になりそうだという。どうも世の女性は短期につき合うのは男っぽい男性を選ぶが、長期や結婚相手として付き合うのには安定かつ協力的な関係を重視し、より女性的な顔つきの男性を求めているようだ。

ただ日本とイギリス女性を対象に調査したところ、非常に興味ある結果が出た。それは女性の排卵期とそれ以外の時期を見るとはっきり好みが分かれると言うのだ。普段は女性的な顔つきを選ぶ傾向が強いが、排卵期は男ぽい顔つきの男性を選ぶらしい。おそらくホルモンの変化が心理面に影響していると考えられる。

イメージはどの時代も変わるので一概に全てそうだとは言えないが、最近の傾向として「優しそうにみえる男性」、「逞しそうにみえる女性」が好まれる傾向は当分続きそうである。しかし、顔つきは長年の間に自然と変化して、最終的には『男顔』、『女顔』になっていくことをお忘れなく。

Drの四方山日記(231)

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230.jpg 連日、「企業の不祥事」が新聞やテレビなどのマスメディアを賑わしている。全く困ったものだ。国民にとっては耳にたこが出来る心境だ。何故もこう次から次に問題が起こるのか。「企業風土」や「隠蔽体質」が原因しているのではないかと思われる。では、いつごろから不祥事が起こり出したのか列挙してみると、どうも1990年のバブル崩壊後の金融・官僚不祥事に続き、2000年代に入って企業の不祥事が連鎖してきた。三菱自動車、西武鉄道、カネボウ、雪印、そして今回の不二家の消費期限切れ原料使用やパロマの瞬間湯沸し器事故問題などである。

 企業に問題があっても内部に働くサラリーマンにとっては法律や倫理よりも会社の利益や出世を重んじるため、なかなか会社に対して問題の指摘ができない。その様な状況の中では今の企業の体質は変わらないのではないか。欧米のように「内部告発制度」と「告発者保護」を導入するか、日本古来の不祥事に対し正当なペナルティーを課すか、イブの機関を設けたり、外部監査による不祥事防止などをしない限り同じ不祥事がくりかえされる。消費者に対して松下電工やトヨタのように告知して丁寧な対応を行うことが、不祥事を最小限に踏み止めることになるし、再発を防ぐことにもつながるのである。企業ももっと責任感を持って自社製品を販売して欲しいものである。
参考資料:毎日新聞 頑張れ消費者21世紀

Drの四方山日記(230)

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229.jpg ここ数年、学校給食費を払わない親が多くなり、その滞納額がなんと22億3000万円になるという。その数は全体の1%にあたる9万9000人にのぼることが文部科学省の実態調査で分かった。滞納があった4割は「保護者の経済的な問題」を原因にあげたが、他の6割は「保護者の責任感や規範意識の欠如」がその原因であるという。都道府県別で見ると沖縄県がトップで北海道、宮城県がそれに続く。おそらくこの中には経済的な問題で払えない人もいるかと思うが、大都市などは経済的に払えても払わない輩が存在しているのではないかと思える。


 給食費ごときと世間の人は思うかも知れないけれども、実際にはこの他に保育費などの不払いも多く、関係機関が対応に苦悩しているらしい。高級外車で子供を送りに来ている親が保育費を払わないその心理が分からない。
本当に経済的に困っていれば国や自治体が支援すればいいが、経済的に余裕があるにも関わらず平然と不満を言う保護者はどうかと思う。こういう家庭は代々同じ事を繰り返してきたのではないか。それがあたかも当然のようにまかり通ってしまう行政の対応にも問題がある。そういう親たちが子供にしつけやマナーなどを教えることができるだろうか。いや、教えてないのだろうと想像できる。
「教育」とは教え育てることである。
親の姿を見て子供が成長する。親がしっかり養育しないとその子供が親になったときに同じ事を繰り返すのである。大人になれば責任がつきまとうものだ。その責任を果たさず自由奔放に自分の生活をしようとすることが反社会的犯罪の温床をつくるのである。
先日の短大生バラバラ事件や妻が夫を殺す事件などは、まさに責任を全うしない親に育てられた子供たちではないだろうか。自分の子供を満足に育てられない親があまりにも多いのを見聞きするにつけ、一体この国はどうなってしまうのだろうかと考えさせられる。子供が生まれて3歳までに脳が80%出来上がるという。あとの20%はその子供の成長する過程で出来上がる。その間、親がしっかり養育していかないと全うな人間が出来上がらないし、社会での生活ができない。昔のようにきちんと礼節や情緒をもって育てて欲しいものである。

Drの四方山日記(229)

K06.jpg 我が国ではあまり聞きなれない疾患であるが、西インド諸島では大流行して、3月現在でなんと15万人以上がこの病気に感染し、77名が死亡しているという。このウィルスが最初に発見されたのは1953年アフリカ東部のタンザニアであったとされ、死亡者は記録されていないという。蚊によって媒介される病原ウィルスで高熱、頭痛、吐き気、嘔吐、筋肉及び関節痛、発疹などの症状が見られ、全身がかなり衰弱するという。感染の末期には激痛により背骨が彎曲した状態になる。「チクングニヤ」とはスワヒリ語で『身をのけぞらせる』という意味らしい。


発生時期は雨季が多く、雨季になるとよどんだ水溜りに水がさらにたまって、そこに大量の蚊が繁殖する。世界保健機構(WHO)では、マラリアや脳炎などと同様「チクングニヤ熱」の増加は地球温暖化による可能性があると報じている。

24日厚生労働省の発表によると、スリランカから一時帰国した30代の日本女性が「チクングニヤ熱」に感染したことがわかった。今のところ他の人に感染ないようだが、国内で初めての発覚に医療関係者は注意を呼びかけている。
幸いこの女性はすでにスリランカに戻っているため、その後の感染者は出ていないという。

私も年に2?3回色々な国を訪問するが、アフリカやインド、東南アジアなどに行く時は虫除けスプレーなど忌避剤を持参する。
またマスクや除菌グッズを必ず携行し、虫だけでなくゴミ置き場あるいは海岸や沼を歩くときは用心している。ちょっとした油断がいろんな病気の感染を招くので、できるだけ雨季シーズンは避けている。確かに地球温暖化は動植物に様々な変化をもたらすため、我々人間社会にも何かしら侵入してくることが多くなってくるので軽視してはならない。もし病原菌の増殖により感染が広がれば自国のみならず地球全体にも影響を及ぼし、ひいては死と隣り合わせになるうると認識しなければならないのである。

健康コラム

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228.jpg この頃、ヨーロッパのファッション界でやせ過ぎのファッションモデルに対する出演の規制が設けられることになった。
その発端はスペインで、自国の少女たちに広がる「やせ過ぎ願望」「拒食症」などが多く出た為、それを防止する策として彼女たちに一番影響を与えているファッションモデルに対し、同国の保健省が「美の憲章」として12の基準から規制を行なったことに始まる。
百貨店などショー‐ウインドーに展示されている女性服が大方の女性にとって到底到達できないサイズであるため、無理に素人がそれに近づこうとして健康を害することにつながるので是正を行なったものだ。

またイタリア、フランス、ブラジル、イギリスなども規制および健康に対する証明書を提出させることを義務付けたりしている。
この対象国はなんと39ヶ国にのぼるという。国によっては食糧事情や低所得による貧困などもあり、そういった国ではやせ過ぎの女性が多いのが当然であるが、それは国情の問題であるのであまり該当しない。
それと日本女性は体形の違いなどで該当しないようである。ともかく世の女性はみんな格好良く美しくなりたい願望が強く、その理想とする対象がファッションモデルや女優である。
健康で自分に合った体型がベスト体重である。それを忘れて無理なダイエットなどの食生活をすると、間違いなく健康を害することを肝に銘じてなくてはならない。

Drの四方山日記(228)

S38.jpg ここ近年、医師不足が叫ばれている中、今度は開業医のみならず公立病院の半数が診療縮小や閉院に追い込まれている。今まで地方の問題のように言われていたが、最近では東京、大阪の二大都市にとどまらず他の大都市に同じ問題が浮上して深刻な事態に陥っているようだ。まさに「医療崩壊」寸前である。
その理由には大きく分けて3つある。


1つは勤務医が過剰労働から体調を崩したり、勉強不足などにより医療知識が薄れたりしている点だ。
2つ目は医療行政である。明治政府が取り入れた西洋医学一辺倒のため、東洋医学など代替相補医療を無視したつけが今来ている。
3つ目は良いサービスを無視したことなどが挙げられる。

 まず、1つ目の問題であるが、最近の医療現場を見ると公平に医師が医療機関に勤務できず不足する医療機関が多く現れている。医師そのものはもともと国民にとっては「共有財産」であるべきものであるが、現実は地方や過疎地においては満足に医師を確保することができず半ば危機的状況に追い込まれている。
地方都市や大都市ばかりに医師が集まり、地方の市町村の病院や診療所は勤務医の不足からきた医師たちの過重労働が強いられている。その結果若い医師たちの中には勤務を拒否する者が多く現れてきた。その結果「共有財産」である医療が維持できなくなり、医師の不足状態になっている。

2つ目の問題であるが、今の国の医療行政は以前に比べ診療報酬の改定で減収になったことに加え医療科目の偏りなど、多くの問題を医療現場からの考え方を聞かずに制度化していることに問題がある。特に西洋医学の考え方である「健康と病気」の二元論で乗り切ろうと西洋医学を重視し、代替医療を無視しその制度化を怠った結果、今の医療行政の行き詰まりにつながった。
西洋医学以外の東洋医学をはじめとする医療の考え方である「未病」や「ストレス病」つまり「病気になる前」という発想をどんどん取り入れ、生活習慣に合った医療を制度化していくことが今の医療崩壊を防ぐ方法ではないだろうか。

3つ目が「医療サービス」を無視した点についてである。
サービスというと何か物をあげたり、手伝ったりすることだけではない。医療者としてやるべきサービスがたくさんあるはずである。
今はもう20世紀までのように“医者がふんぞり返る”あるいは“高飛車にものを言う”時代ではない。患者さんの目線で治療することは、医療者と患者さんとのコミュニケーションをとることそのものである。これもサービスの一環である。
今生き延びている医療機関は、まさにこのサービスを重要視して医療行為を行なっているところだと言える。

 全国にクリニックや診療所の数が9万件、歯科診療所は6万件を越えているといわれている。
それに対して、コンビニエンスストアは4万軒ある。コンビニでもわかるように「画一的なサービス」しか行なわない店はどんどん減少しているといわれている。

医療機関も患者に対する良いサービスを施していかないと、今に患者さんからそっぽを向かれるか、クレームをつけられるのがおちである。
日本の医療を良くするためにも、良いことをどんどん取り入れ、悪いことを切り捨てていくことが最も大切である。
参考資料:毎日新聞 日本の医療ウラ・オモテ

世相シリーズ(38)

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227.jpg ここ数年、ダイエットを兼ねた健康番組が各局で放映されている。
今回の『あるある大辞典』は最も視聴者に受け、今や人気番組としてお茶の間には欠くことができない存在になっている。偶然にも昨日の早朝、私もTBSの『カラダのキモチ』に出演した。私もよくテレビ番組に出演することがあるが、今回のような不祥事はあってしかるべきところがあるように私は思う。
それは1つの番組を放映するまでに段階があり、番組決定から各テレビ番組制作プロダクションに振り分けられ、制作を請け負ったプロダクションが制作し編集の後テレビ局に出すわけであるが、その時ある基準以上の視聴率が取れないと次の仕事がもらえないので、ある程度脚色して制作される場合がある。それが今回のように内容をねつ造し放映したとなれば大きな問題である。確かに番組制作上、取材やインタビューなどしたものを全て放映することはできず編集の段階でかなりカットされるのである。
それでも足りないときはカットしてつなぎ合わせることもありうる。それが今回のウソというかねつ造になったのではないだろうか。

この番組に出演した大学の教授は、一般的な効能などを経験上から語ったそうである。しかし、実際はカットされ誇張した文章に書き換えられた。こういうことはテレビ出演したことのある人なら何度か経験することである。
ただ今回のように別人の写真を使用したり、アメリカの大学教授の発言を日本語訳の段階で一部ねつ造したり、測定していないのに測定したかのように偽ったり、許可を得ずにグラフなどの資料を引用したりなど、あげればきりがないくらい今回の場合はひどかったようだ。
テレビを見る視聴者は必死に痩せたい思いを胸に秘めて見ているわけだから、放映する側も責任を持って正確に伝えて欲しいものである。

今回の一件ではテレビ局の社長が謝罪していたようであるが、事が大きいだけに総務省では放送法に接触しないかどうか調査に乗り出している。また今回の騒動で一番困っているのは全国納豆協同組合連合会であるようだ。全国のスーパーなどで納豆が品薄になり増産が間に合わないメーカー各社は新聞に「お詫び広告」を掲載したにも関わらず、今度は納豆が駄目なようにいわれて売れなくならないか心配である。私のように毎日納豆を食べている人間にとっては迷惑千万である。ともかく今回の一件は氷山の一角のように思えるのは私だけだろうか。100%事実とは言わないが極力それに近づく確率で事実を伝えて欲しいものである。それが制作するテレビ局の責任というものである。

Drの四方山日記(227)

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226.jpg 最近、日本のアスリートたちがマスメデア(テレビ、ラジオ、雑誌など)に登場してくるようになった。
以前だとスポーツ界でもトップでないと殆ど扱ってくれなかった競技で優勝したり、大きな大会で好成績を上げたときなどにインタビューとして取り上げてくれるくらいであった。

しかし、このところ、メジャーである野球、サッカー、ラグビー、テニスおよびバレーボール、その他マイナーである卓球、バドミントン、ソフトボールなどの特徴あるアスリートたちを取り上げる番組やファッション雑誌が多くなった。その中でも卓球の四元奈生美や伊調姉妹(レスリング)、荻原兄弟(ノルディックスキー複合)のように積極的に行動し自分のやっている競技をアピールする選手が現れ始めた。特に昨日行なわれた全日本卓球では、当然スーパースターである福原愛に人気が集中し注目を集めたが、奇抜で派手な衣装で登場し人気を博した四元はこの服装について次のように述べている。
「卓球は暗いというイメージがつきまといなかなかファンがつきにくいため、できるだけ競技の中で華やかな服装をして目立てばみんなが注目してくれると思った」しかし、あまりにも大きな花の髪飾りをつけたため、大会審判長からはずすよう警告を受けた。

私の意見だが、プレーに支障がなければある程度のユニフォームやアクセサリーもいいのではないかと思う。マイナーであればマイナーであるほど注目されてメジャーになりたいという希望を持っているようだ。最近は「アスリートデザインドリンク」や「競技グッズ」、有名ブランドがデザインしたユニフォームを着て選手たちは競技を行っている。
ともかく各競技のアスリートたちはあの手この手でファン層を広げるためいろいろと努力しているようである。ましてやプロのアスリートたちはより努力をし、素晴らしいプレーをすることはもちろん、我々見る側をより楽しくしてくれるサービスを提供して欲しいものである。

Drの四方山日記(226)

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225.jpg ラジオを聴いていて、懐かしい名前が出てきた。1940年代後半?1973年まで浅草演芸界の代表的な劇団で、1959年よりテレビで放映され国民の人気を博した「デン助劇団」である。その劇団の顔とも言われるデン助こと『大宮デン助』のことである。40歳代半ば以上の人ならデン助といえば誰でも「ああ、ハゲ頭にぐるっとした目玉で頭をいつも回している人だ」と思い起こすことだろう。デン助がデビューした当時はエノケンや古川ロッパが華やかしき頃で、その後浅草喜劇界やテレビで一世を風靡したデン助は松竹大衆演劇の『藤山観美』(藤山直美の父)と人気を二分した有名喜劇人である。

 デン助こと大宮敏充は浅草で生まれ、歌手・田谷力三に憧れ芸能界に入り、独力でタップダンスを習得しそれを芸に26歳で一座を立ち上げ各地で巡業を始める。デン助の名は浅草に実在した経師・木村伝助の名前をヒントにし「デンとショー」を考案。1942年地元浅草に小屋を設けて風刺の効いたコントやショーを興行した。その時デン助の決まり文句であった「オレにデンとまかせとけ」が大流行、一躍名を馳せた。
戦後復員後1946年浅草・松竹演芸場に「デン助劇団」を結成、演出・脚本・主演を自らこなし、浅草演芸界の代表的な存在になった。その後デン助の影響を受けて、渥美清・脱線トリオ・てんぷくトリオ・コント55号・ツービートなどが世に出た。特に萩本欽一やビートたけしが代表的な浅草出身の喜劇人である。

 そこで再び大宮デン助を復活させようと、以前「デン助劇団」に所属していた役者などが中心に活動を始めた。この殺伐とした世の中に人情物を売りにした喜劇は、懐かしさと同時にぜひ若い人にも喜劇のおもしろさを味わって欲しいものである。今から「デン助劇団」の復活を心待ちにしている。

Drの四方山日記(225)

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224.jpg このところ、プロ野球選手の引退や移籍がストーブリーグをにぎわせている。特に長年チームで活躍した超大物のベテラン選手の放出やFAによるトレードなど移籍が目立つ。
長年チームの主力選手として活躍し破格の年棒を得た選手も体力的に衰え、思うように契約更改ができなく放出される場合が多いようだ。その中でも巨人の桑田投手もアメリカ大リーグ・パイレーツと正式契約したが、年棒はなんと5万ドル(約590万)のマイナー契約で、メジャーに上がって65万ドル(約7670万円)である。彼は巨人時代、年棒を3億500万円ももらっていた選手である。次に同じ巨人軍に在籍していた工藤投手が横浜に移籍するという。工藤投手も昨シーズンの年棒は約2億8000万円だった選手である。果たして横浜に行っていくらの年棒になるのかまだわからない。おそらく下げられるのではないか。3番目に清原選手である。彼は巨人時代どちらかというとお荷物的存在であったが、彼の野球選手としての価値から約3億円近くもらっていた。オリックスに移籍しても、成績に関わらず人気度が認められ年棒2億8000万円の現状維持である。

 最後に今一番話題になっているのが、ノリこと中村紀洋選手である。彼は昨シーズン怪我などで思うように活躍できず、減棒覚悟で代理人を立てて契約更改に望んだが、話し合いがうまくつかず自由契約選手となった。彼も近鉄時代最高年棒が6億円以上もらっていた選手である。その彼が今やオリックスにとっては必要のない選手になってしまった。今日になってロッテの球団社長が条件付でノリを獲得すると言及した。しかし、その年棒が一軍選手最低の年棒である1500万円前後だという。ノリ自身はどこの球団でも野球ができれば幸せだと述べている。

 今年ほど超大物選手が野球にこだわり移籍を望んだ年もめずらしい。やはりどの選手も野球が好きだということである。野球のためなら低い年棒もいとわないという気持ちになってきたようだ。まさに、大リーグで活躍する日本選手と明暗を分けたかたちだ。ともかく最近はプロ野球も他のスポーツとりわけサッカーなどに押され気味であり、もう一度復活するためにも各チームのオーナーはベテランをうまく使って欲しいものである。それがプロ野球を愛するファンである私の気持ちである。

Drの四方山日記(224)

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223.jpg毎日、メールをチェックするたびに大量の迷惑メールが入っている。それも“出会い系”メールや業者のメールが多く処理するのに時間が取られるし、間違って大事なメールを消してしまうことも度々ある。まさに社会の迷惑というか犯罪である。 
 この朝、ニュースで「54億通の迷惑メール送信で逮捕」という報道があった。いわゆる“出会い系”サイトを運営していた社長他3名が千葉県警に御用となった。
警察によると彼たちは名簿業者から230億件のアドレスリストを購入して、それを送信元がばれないよう中国に事務所を置いて120以上のパソコンを遠隔操作して日本に送信していたようである。
特に昨年の7,8月だけで54億以上の迷惑メールを不特定多数に送りつけていたらしい。迷惑メールについては殆どの人が困惑し、まだメールを送りつけるぐらいなら許されるものの、中には不当請求をしてくる迷惑メールがあるがこれはまさに悪質である。これに対して経済産業省や総務省が「迷惑メール対策」を立てているようである。

ともかく迷惑メール受信拒否を行なっても行っても新たな方法で送りつけるのにはほとほと嫌になってくる。
今回のように不正業者を逮捕したり、国も送信業者を規制する法律をつくり送信の適正化をはかってほしいものである。それをやらないと、これからどんどん発展していくであろう携帯電話など通信機器に対応できなくなる。きちんと迷惑メールに対する対策を立ててほしいものである。

Drの四方山日記(223)

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222.jpg インドから帰国して10日あまり経つが、日本の空の美しさには驚かされる。また、道路を歩いてもお店に入っても食事をしても、清潔でチリ1つ落ちていないので安心して生活できるような気がする。特に環境美化を叫ぶ我が国では、最近“換気”や“除菌”についてうるさく言われているせいか快適である。

 今日の話題は「たばこ臭追放・タクシーで安心して喫煙」というと何か矛盾した言い方であるが、近頃タクシーに乗ると車内の空気がすがすがしく感じる。なぜだろうと運転手さんに聞くと「最近は禁煙運動のせいか、喫煙者がタクシーに乗ってくれないので困っている」ということだ。しかしタクシー業界も「喫煙者を排除せず、みなが気持ちよくタクシーを利用できるように」と銘を打って受動喫煙防止をテーマにタクシーに特殊な装置を取り付け、車内の汚れた空気を排出する仕組みが大阪を中心に全国に広まりつつある。禁煙者だけを保護するのではなく喫煙客にも配慮しようと、いろいろな消臭装置を導入している。例えば福岡市のメーカーが開発した「サイドバイザー」は、後部座席のドア上部に取り付け2分でたばこの粉じんやウィルスを除去する方法を用い、車内空気の約9割がきれいになるという。その他では「アークフラッシュ」といって酸化チタンを液状にして、車内に噴霧して抗菌や脱臭させる方法を用いたり、「消臭天井」を取り付けてたばこやペットなどの臭いを分解するタクシーも現れ、車内の臭いを気にする女性客に好評であるようだ。ともかく快適に乗車でき喫煙者も遠慮することなくたばこが吸え、また禁煙者にも影響が出ないよう換気できる方法は、まさにこれからのタクシー利用者に嬉しい限りである。喫煙者の中には外や室内で自由にたばこを吸えないからと、わざわざタクシーを利用する者もいると言う。時代は変われば変わるものである。私みたいなたばこ嫌いな人間にも良報である。

Drの四方山日記(222)

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221.JPG このところ、やたらショッピングセンターやアウトレットモールがあちこちでオープンしている。特に超大型店の進出はすさまじく、本当にこれでやっていけるのかと他人事ながら心配になってくる。あれだけ地域に浸透したコンビニエンスストアも今や頭打ちになり、閉める店も多くなってきた。私もショッピングは好きなので、ついつい新しい店がオープンすると行ったりしている。

 私は不思議に思うのは、ショッピングセンター(ショッピングモール)とアウトレットモールとはどう違うのかということだ。ショッピングセンターは同一商圏の小売店舗が集合した商業施設である。単独出店と比較し顧客吸収力が強く、駐車場や荷捌き場所が共用できる利点がある。また、既に土地や建物を所有している形態なので、小売業者は初期投資が少なくて済むらしい。
歴史的には1922年、アメリカのカンサスシティで最初につくられたといわれている。そして1950年頃から車社会と郊外住宅の発展を背景にショッピングセンターが多くつくられ始めた。
日本では1969年東京・世田谷区の二子玉川に玉川高島屋がオープンしたのが最初のショッピングモールである。

一方アウトレットモールはやはり1980年にアメリカで誕生した新しい小売業の形態で、主にメーカー品、特にブランド品を1ヶ所に集め低価格で販売するブランドショップの集合体をいうらしい。アウトレットモールの立地場所も高速道路や幹線道路沿いが多いらしい。日本のアウトレットモールの最初は1993年埼玉県・大井町である。2004年までに既に20ヵ所ができ、現在はおそらく倍以上になっているのではないかと想像できる。

こんなにつくってお互いの潰し合いにならなければいいが、またモールに入る店舗もより競争が激しくなり維持できるかが問題である。我々消費者にとってはいい物を安く提供してもらえることはいいが、無駄な物を安いからといいって買い続けて後悔するのが自分自身である。

Drの四方山日記(221)

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220.jpg今日の早朝、身支度している時ラジオから面白い話題が耳に入ってきた。それはニュージーランドの若者の話である。
ある有名な経済評論家が毎年正月をニュージーランドで過ごすらしく、そこで若者たちの集まりで耳寄りな話を聞いた。
その内容はこの国の青少年たちはいろいろな国の言葉をしゃべり、特に日本語がかなりうまく、下手したら今の日本の若者たちより日本語を理解し流暢に話すという。
そこでこの評論家が彼たちに「何故そう日本語が上手いの・・・?」「何年くらい勉強したの?」と聞くと2年くらいだという。もちろん彼らの中には実際に日本に行って数年日本で生活した人もいるが、それにしても上手だそうだ。
彼・彼女達は一生懸命働いてお金をため、若いうちから海外に出てその国の経済、文化、生活習慣、言葉などを実際に見聞・体験して本国に戻り、また本国で働いてローンで家を購入して人に貸しその家賃収入でまた海外に出る。この繰り返しで世界観を身につけ言葉にも不自由しない人間になる。これは自分自身の鍛錬という意味からも素晴らしいことである。また老後も安泰である。若者の中には2つの家を持っている者もいるらしい。

 それに引き換え日本の成年はどうだろう。豊かな日本では物心両面であまりにも恵まれ過ぎ、物質、情報、社会すべてが充実しているため、若者自身にコントロールできる力が不足し社会に流され本当の自分を見失いつつあるように思う。また幼児期から学ぶべき常識、エチケット、マナーなどが身についておらず、社会生活においても成人として満足できる状態でないのが今の日本の若者の姿である。もっと明治維新の若者のように世界に出ていろんなことを見聞し、日本の将来の姿を組み立てられるような満足のいく仕事をしてほしいものである。その意味からもニュージーランドの青少年の生き方は改めて素晴らしいと感心する。

Drの四方山日記(220)

W7.jpg 今、調剤薬局やドラッグストアおよび医薬品関連企業で薬剤師の争奪戦が過熱しているという。最近の過剰な薬物投与に対し臨床に強い薬剤師をつくるため、本年度より大学の薬学部が4年制から6年制に移行するという。その大きな背景には薬に対する社会状況が大きく変化したことにある。
今までの薬剤師の仕事は医師に言われるままの処方やドラッグストア、医薬店で薬と雑貨を一緒に販売するものであったが、近年の薬剤を含めた医薬技術の発展は目覚しく、薬剤師は「医薬分業」の徹底から単なる調剤をするだけでなく、服薬指導、患者の薬歴管理や薬害防止などに従事するようになり、薬剤師の本業である処方箋をきちんと指導管理できる時代になってきた。国民にとっては非常に喜ばしいことである。
そのため医療薬学など科目を増やし長期の病院実習、薬局実習などの導入などが必要になるため4年制から6年制にレベルアップされることになった。
これから迎える少子化に対処するため大学でも優秀な学生を確保し、質の高い薬剤師を育成しようと考えているらしい。そのあおりで2010年度から2年間新卒の薬剤師がいなくなるため、薬剤師をキープしようとドラッグストアや医薬品企業では薬剤師を多く採用しているようだ。
また、2009年度よりスーパー、ホームセンター、コンビニで大衆薬販売できるよう規制緩和するという。ますますの競争激化が繰り広げられるようだ。薬剤師にとってはやりがいのある環境になっていく。我々カイロプラクティックも日本で正式に認可され、欧米をはじめとする72カ国のように医療として制度化されれば、もっと国民の「自然医学」として貢献できることは間違いない。
西洋医学一辺倒にならず、患者さんが自由に医療を選択できる時代が来れば素晴らしい限りである。無謀な薬の出し方をしている今の日本を考えれば、薬剤師の6年制による教育は誰もが喜ぶことである。

話題シリーズ(7)

219.jpg 日本人は「おみくじ」が好きである。私も神社仏閣に参拝に行くと必ずといっていいほど「おみくじ」を引くことにしている。特に何かに迷ったり決断できない時は神頼みというわけではないが引いてしまう。

 「おみくじ」の起源は鎌倉時代初期に『吾妻鏡』や『貞丈雑記』などに記載されているように、神仏の霊威を意識したもので神社の「御神籤」と仏閣の「御仏籤」で、意志を占うために籤引きをしたのが最初といわれている。それが庶民に伝わり日常的なものや思考的なものをくじで占うようになった。現在の「おみくじ」は参拝者が主に個人の吉凶を占うために行なわれているようだ。「おみくじ」の引き方は、二礼二拍手で祈願を済ませた後、願い事を胸に秘めながら引くのが正しいとされている。ただ最近では合格祈願や恋占い、子供みくじなど定番以外の「おみくじ」も登場し、神様とご縁を結ぼうとどこの神社も正月の「おみくじ」売り場は初詣の参拝者であふれている。「おみくじ」は大吉から大凶まで7段階に分けられ、運不運を占おうとお祈りしながら引く人が多い。問題は吉とか凶とかが問題ではなく「おみくじ」に書かれている内容を重要視し、しっかり心にとめ日々の行動(思考)に反映することが重要なことである。

 人間は心のもち方によって人生が変わるという。よって私は凶を取ると吉が出るまで引くようにしている。本当の「おみくじ」の引き方ではないだろうが、これも神頼みの一つである。今年もいい年でありますように。

Drの四方山日記(219)

K05.jpg 最近あちこちで聞かれる言葉にトランス脂肪酸がある。
海外ではTrans Fat(トランス・ファット)と呼ばれ、別名「狂った油」と異称されている。

トランス脂肪酸は化学処理で作られた油脂で、マーガリンやショートニングといった固形油脂として食品に使われている。それらはコストダウンや油脂の安定化という意味で需要が高まっている。また植物性油脂の劣化を防ぐため、ドーナツ、クッキー、フライドポテト、チキンなど多くの食品に使用されている。しかし近年の研究によって健康への悪影響が大きいとされ、カナダ・デンマークでは混入禁止、アメリカでは2006年より使用を禁止している。また、ドイツ、オーストリア、オランダでは混入の「表示義務」が定められている。しかし、日本ではその危険性を無視してマーガリンなどの一般食品に使用しているといわれている。

なぜ危険なのか。それは悪玉コレステロールを増やして動脈硬化や心臓疾患などの危険性を高めるからだ。WHO(世界保健機構)では2003年に公表した心疾患防止の資料の中において、防止対策の第1番目に飽和油脂やトランス脂肪酸の代わりに水素無添加の不飽和油脂の使用を薦めているという。

現在日本ではどうトランス脂肪酸の取り扱いをされているか調査中である。しかし、日本の行政や業界団体、消費者団体は、食生活の習慣が欧米と異なる我が国では日常の生活においてトランス脂肪酸の摂取過剰によるリスクを心配する必要はまったくないとしている。しかし、医療機関ではこのトランス脂肪酸の使用禁止を強く訴えている。
それは多く摂取することで心臓疾患に限らずアレルギー、脳血管障害、クローン病、糖尿病、精神病、ガンなど様々な疾患との関係が懸念されているからだ。

 危険性を伴うとわかっていて即対応しない日本の行政にはまったく腹が立つ。
何かことが起こってから慌てて大騒ぎし、対応に四苦八苦するやり方を考えると、食糧庁にはもっと本格的に調査し結論を早く出して欲しいと願う。それが我々国民の健康を守る最低限の義務というものである。
参考資料:はてなダイアリー  ポテトニュースジャパンより

健康コラム

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218.jpg 8日は全国で成人式が行なわれた。成人式といえば、必ず話題にのぼるのが社会的ルールを無視した行為である。いつ頃から“成人式が荒れる”という現象になったのか辿ってみた。どうやら21世紀の幕開けである2001年に高松市の成人式で祝辞を述べていた市長に対し、新成人数人が突然駆け寄りクラッカーを鳴らし投げつけたりして騒ぎを起こしたのが最初である。それをテレビのニュースやワイドショーが取り上げ、全国放送したことで大きな騒ぎとなったのである。確かにそれ以前にも成人の日に問題を起こし逮捕されたことはあったが、このように式典を妨害した事件はこれが最初だといわれている。同年、高知県でもやはり知事の祝辞中に野次を飛ばした新成人と「出て行け」と一喝する知事との間で問題が起こった。

 今年もワイドショーではあまり大きく取り上げなかったが、新成人によるマナー違反や事件が各県で起こり、中にはアルコールを飲みながらヘルメットを被らず2人乗りのオートバイで信号無視するという行為で逮捕された。現代の若者を象徴するような行為が成人式直後に起こっているのである。まさに年頭の「恥ずかしい風物詩」であり「荒れる成人式」を象徴しているように思える。ではなぜこうも若者が暴れだすのか。それには少年から大人になる過程での不安や感情の変化が影響しているのではないだろうか。新成人といってもまだまだ未完成で荒削りである。なのに大人はいっぱしの成人として見てしまう。それが若者には耐え難いのではないだろうか。体は成長しているが心はまだまだ子供である。これから何年か社会でいろんな経験をして本当の大人として成長していくのである。大暴れすることが即非行 だと決め付けるのはちょっと行き過ぎではないか。今の子供たちは劣等感に苛まされている。自分が社会に注目されたいという意識が強く、それが行為となって表われているように思えてならない。日本の社会そのものが新成人に対して模範となることを見せていかないと、新成人がきちんと育っていかないのではないだろうか。「荒れる成人式」は今回も確かにあったが、中には北海道夕張市のように成人する人たちが集まって手作り成人式を行なったところもある。成人式の補助金が市から出せないため自分たちで奮闘し、全国から237万円のカンパを募ってこの手作り成人式の費用に当てたという。まさに彼たちにとっては一生の思い出になる成人式となったのではないだろうか。私も田舎と東京で二度成人式に参加した記憶がある。我々の時代は今みたいに騒ぎを起こすこともなく、静寂の上に行なわれたことを覚えている。早く日本も自信を持って成人式を迎えられる世の中になって欲しいものである。

Drの四方山日記(218)

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217.jpg 激動の2006年が暮れようとする30日、イラクを24年間支配し続けたサダム・フセイン元大統領が絞死刑に処されたというニュースが全世界を駆け巡った。私はインドのバナーラスでアュール・ヴェーダ(インド医学)治療を受けていたその時、イスラム教徒である医療者の1人によって知らされた。当のイラクではないが同じイスラム教色の濃いインドでそれを知ったということは一つの因果である。

 サダム・フセインはイスラム教の中でも多数派で正統派であるスンニー派に属しており、それが彼を大統領に押し上げた一つの理由であるといわれている。もちろんサダム自身は羊飼いの家庭の子として生まれ、若くして父を亡くし十歳のときに母方の叔父に預けられた。その頃、敵に屈しない性格とイラク国際主義的なアラブにまで上りつめた。ただ、サダムは指導者として決定的な判断ミスを3つ犯した。1つ目がイラクへの侵攻。2つ目がクェート侵攻による湾岸戦争。そして3つ目が今回のイラク戦争である。彼の後押しはあくまでもイスラム思想に基づくもので、イラク国旗に「アッラーフ・アクバル(神は偉大なり)」の文字が刻まれイスラム世界の連帯を訴えた。それが皮肉にもキリスト教中心である欧米の弾圧を受ける原因となり、イスラムの少数派であるシーア派によって政権を奪われる結果となった。

 過去にもイスラム教とキリスト教、あるいはインドのヒンディー教との対立、抗争が繰り広げられたように、今後キリスト教中心の民主主義に倒れた政権がイスラム教多数派であるスンニー派を中心とするグループによって再度政権の奪還されることは間違いなさそうである。果たしてそのときはキリスト教の存在がどう影響するのかは不明だ。もともと戦争は宗教あるいは思想の対立である。よってクーデターや戦争によって国がなくなったり支配されたりしていくことは十分考えられる。このフセイン大統領の死がイラクにとってのちにどう影響するか何人も分からない。ともかく宗教間同士の争いは平和を求める人間社会にとっては厄介な問題である。

Drの四方山日記(217)

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216.jpg 年末の28日から8日間、インドの旅に行ってきた。渡印前は発展しているインドと貧困にあえぐインドをこの目で見て、体験してこようと意気込んでいたが、現実のインドをこの目で見聞してカルチャーショックを受けた。私が訪れたのは北インドのみではあるが、インド人で自国に詳しい人に直接インタビューしいろいろなことを知ることができた。その意味では今まで情報でしか知らなかったインドの現況を知りえただけでも、大きな収穫であった。どうも日本に入ってくる情報は大国の影響か知らないが、一般的に我々がいうインドと現実のインドとはあまりにも違っていたのに驚いた。今やインドは世界の最先端技術でこれから無限に伸びるように報道されているが、これは単なるインドを使ったビジネスに過ぎず、実際には5?7%くらいの金持ちが自国に住んでいるだけで、本当の金持ちは海外に住み悠々自適な生活を送っている。本国はカースト制がいまだに残り国民の生活は貧困を極めている。特に今まで報道されなかった「不可触民」が存在するのにはただただ驚きであった。インドの父ガンディーがなぜ立ち上がって、この「不可触民」のために当時のイギリスに支配された政府に地位向上を求めるべく抗議したかがよくわかる気がする。この国は6つの宗教に分かれ複雑に絡み合い社会生活を送っている。特に現在はヒンドゥー教徒が80.5%を占めインド社会を作り上げているといわれている。これからもイスラムや他の宗教との闘争により変化していくことは大いにあり得るのではないだろうか。今回のインドの研修の旅については後日『世界探訪』などで詳しく記載しようと考えている。

Drの四方山日記(216)

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 今回はアジア随一の科学的成長というべきか最先端技術(IT関係を含む)の発展を遂げているインドと、いまだに下流社会で職もなく苦しんでいるインド国民を見るにつけ、貧富の差がこれほどはっきりしているところは他に余り見たことがない。確かに前回の南アフリカ共和国の格差社会もすさまじかったが、インドも違った意味で大変な国だなあと改めて考えさせられた旅になるのではないだろうか。実際に行ってみての感想は、後日紀行文で書くことにする。ともかく私にとって有意義な旅になるであろうことは間違いない。1月4日には無事成田空港に到着していると願いながらこのブログを書いている。

Drの四方山日記(215)

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 今日はインドでの滞在最後の日で、明日はもう東京に帰るので昨日の夜から荷物作りに時間を費やしたせいか、今日の朝のモーニングコールがわずらわしく感じた。もうインドでの朝食もそろそろ飽きが来て、コーヒーとパンで済ませることになると想定する。午前中はインドの首都デリーの市内観光を楽しんだ。世界遺産のクォゥプミナール、同じく世界遺産フマユーン廟、インド門と一通り見学して歩いた。今アジアの中心であるインドの首都だけに、官庁や高級ホテルが立ち並ぶ風景は予想通り整然としていた。上流階級と下層階級の差がはっきり表われたこの町で、貧富の差や残酷さを垣間見たような気がした。

Drの四方山日記(214)

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 旅も6日目を迎え、少し疲れも出てきたがあと2日を残して日本に帰国する予定だ。今日は朝早くからジャイプールの町から11kmほど離れた岩山の頂に巨大な城が建っているアンベール城を見学した。この城は幾何学的模様の装飾が素晴らしく、写真だけでなくビデオを回すことにした。ともかくこの城は堅牢な城壁に囲まれた城で、敵に対し戦力的に優れた構造を持っている。ただ、この城に入場するのため象のタクシーに乗り10分ほどの坂道をえんこらえんこら上がって行くのだが、初めて像に乗る私にとってはあまり乗り心地良く感じない。
 この後シティ・パレス、天文台、風の宮殿を見学してまわり、再び車で4時間半かけてデリーに戻った。

Drの四方山日記(213)

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 第5日目、1月1日。年も開け2007年を今回も外国の地で迎えることになった。それも今から行くタージ・マハールで正月を迎えるのは特別な気分である。
 モーニングコールは相変わらず早く、早めの朝食を済ませホテルを出発し、車でインド北部アグラーにあるタージ・マハールに出掛けた。このタージ・マハールは世界遺産の中でも文化遺産に属している総大理石造りの建築物である。当時のムガル帝国第5代皇帝シャー・ジャハーンが、王妃ムムターズ・マハールの死を悼んで建てたもので、宮殿ではなくお墓である。この雄大な敷地に建てられているタージ・マハールはインドというよりは世界にとっての宝で各国から見物客が訪れている。この見学の後、いよいよ昼食に銀色の器に盛られた数種類のカレー(ターリー)を食した。ちょっと変わった味に私も戸惑った。私は日本から持参したソースをかけて味を変えて食べた。次に車でアグラーから5時間半かけてジャイプールへ向かった。途中アクバル大帝の幻の都世界遺産ファテーブル・シクリーを見学しながらの移動だった。何とも慌ただしい1日であった。

Drの四方山日記(212)

2009年6月

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