最近あちこちで聞かれる言葉にトランス脂肪酸がある。
海外ではTrans Fat(トランス・ファット)と呼ばれ、別名「狂った油」と異称されている。
トランス脂肪酸は化学処理で作られた油脂で、マーガリンやショートニングといった固形油脂として食品に使われている。それらはコストダウンや油脂の安定化という意味で需要が高まっている。また植物性油脂の劣化を防ぐため、ドーナツ、クッキー、フライドポテト、チキンなど多くの食品に使用されている。しかし近年の研究によって健康への悪影響が大きいとされ、カナダ・デンマークでは混入禁止、アメリカでは2006年より使用を禁止している。また、ドイツ、オーストリア、オランダでは混入の「表示義務」が定められている。しかし、日本ではその危険性を無視してマーガリンなどの一般食品に使用しているといわれている。
なぜ危険なのか。それは悪玉コレステロールを増やして動脈硬化や心臓疾患などの危険性を高めるからだ。WHO(世界保健機構)では2003年に公表した心疾患防止の資料の中において、防止対策の第1番目に飽和油脂やトランス脂肪酸の代わりに水素無添加の不飽和油脂の使用を薦めているという。
現在日本ではどうトランス脂肪酸の取り扱いをされているか調査中である。しかし、日本の行政や業界団体、消費者団体は、食生活の習慣が欧米と異なる我が国では日常の生活においてトランス脂肪酸の摂取過剰によるリスクを心配する必要はまったくないとしている。しかし、医療機関ではこのトランス脂肪酸の使用禁止を強く訴えている。
それは多く摂取することで心臓疾患に限らずアレルギー、脳血管障害、クローン病、糖尿病、精神病、ガンなど様々な疾患との関係が懸念されているからだ。
危険性を伴うとわかっていて即対応しない日本の行政にはまったく腹が立つ。
何かことが起こってから慌てて大騒ぎし、対応に四苦八苦するやり方を考えると、食糧庁にはもっと本格的に調査し結論を早く出して欲しいと願う。それが我々国民の健康を守る最低限の義務というものである。
参考資料:はてなダイアリー ポテトニュースジャパンより
健康コラム
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