我が国ではあまり聞きなれない疾患であるが、西インド諸島では大流行して、3月現在でなんと15万人以上がこの病気に感染し、77名が死亡しているという。このウィルスが最初に発見されたのは1953年アフリカ東部のタンザニアであったとされ、死亡者は記録されていないという。蚊によって媒介される病原ウィルスで高熱、頭痛、吐き気、嘔吐、筋肉及び関節痛、発疹などの症状が見られ、全身がかなり衰弱するという。感染の末期には激痛により背骨が彎曲した状態になる。「チクングニヤ」とはスワヒリ語で『身をのけぞらせる』という意味らしい。
発生時期は雨季が多く、雨季になるとよどんだ水溜りに水がさらにたまって、そこに大量の蚊が繁殖する。世界保健機構(WHO)では、マラリアや脳炎などと同様「チクングニヤ熱」の増加は地球温暖化による可能性があると報じている。
24日厚生労働省の発表によると、スリランカから一時帰国した30代の日本女性が「チクングニヤ熱」に感染したことがわかった。今のところ他の人に感染ないようだが、国内で初めての発覚に医療関係者は注意を呼びかけている。
幸いこの女性はすでにスリランカに戻っているため、その後の感染者は出ていないという。
私も年に2?3回色々な国を訪問するが、アフリカやインド、東南アジアなどに行く時は虫除けスプレーなど忌避剤を持参する。
またマスクや除菌グッズを必ず携行し、虫だけでなくゴミ置き場あるいは海岸や沼を歩くときは用心している。ちょっとした油断がいろんな病気の感染を招くので、できるだけ雨季シーズンは避けている。確かに地球温暖化は動植物に様々な変化をもたらすため、我々人間社会にも何かしら侵入してくることが多くなってくるので軽視してはならない。もし病原菌の増殖により感染が広がれば自国のみならず地球全体にも影響を及ぼし、ひいては死と隣り合わせになるうると認識しなければならないのである。
健康コラム
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