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2008年、米大統領選挙に向けて、今壮絶なつば競り合いが行われている。特に民主党候補指名争いは現在ヒラリー・クリントン女史が43%、2位のバラク・オバマ氏が15%とヒラリー女史がリードしているが、このところ演説の旨いオバマ氏が急激に支持を伸ばしてきたため両氏の非難合戦が華やかに展開している。
関心は、共和党のブッシュ大統領とルドルフ・ジュリアーニ氏(前ニューヨーク市長)からまさに民主党に話題が移っているようだ。オバマ氏は短く刈り込んだ髪に細身、そして冷静沈着な語り口はまさに「奴隷解放の父リンカーン」を彷彿とさせる。もし彼が民主党の候補に選ばれ大統領になれば黒人初の大統領となる。
今まで強いアメリカを象徴してきたが、このところの対イラク戦争の後遺症で経済が傾き衰退の一途をたどっているアメリカに、上流層から下流層までも巻き込んだオバマ氏の実利的な戦略はまさにアメリカ市民には“癒しの効果”があるようである。
一方クリントン女史は夫であり前大統領のウィリアム・クリントン氏のバックアップでトップを走ってはいるが、アメリカ国民の中には彼女の気品ある容姿と演説には好意的ではあるが、ただ高飛車な態度にはどちらかいうと否定的な考えをもっている民主党の支持者もいることは確かだ。もし彼女が当選すればこちらも女性初の大統領となる。
どちらにしても世界からそっぽを向かれつつあるアメリカを立て直すことは容易なことではない。そのためにもこれからの大統領になるべき人物は、強くて冷静に政治力を発揮する人物こそふさわしいと言える。ヒラリーの気品ある行動的政治家かオバマ氏のカリスマ的な要素を持つ政治家かこれからの行方を見るには興味深いし、これは日本の行く末が左右されることにもなる重要な選択だ。
Drの四方山日記(249)
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