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世の中、形として存在するものはいつか崩れてなくなるものである。
人であれ、物であれ、組織であれ必ずなくなってしまう。このことは歴史が証明している。例えば、今NHKで放映している「風林火山」の山本勘助が活躍した武田信玄率いる最強軍団も一代と続かず二代目勝頼によって崩れた。織田信長、豊臣秀吉にしても一代で崩れ、徳川家康がつくった徳川幕府も長く続いたといっても200年で崩壊した。世界に目を向けてもローマ帝国の崩壊、秦の始皇帝やチンギスハンなども一代限りでなくなった。
また企業などの組織にしても絶対だということがなく、老舗であった雪印乳業、不二家、また企業として大手である三菱自動車や都市銀行などの不良債権及び不祥事による崩壊が後を絶たない。物についても同じで、大きなものでは建物にしても小さなものにしても形あるものはいつか壊れる。これはアメリカのインディアンの教えの中にも見ることができる。つまり壊れたときがそのものの役目が終わったときである。
人間にしても生まれて形をなして生き続けてもいずれは死を遂げる。仏教の世界に
「形あるものは実体がないし、実体がないから、形あるものとして存在する。形あるものは実体がないが、実体のないことが、そのままの形となる」
という教えがある。まさにその通りで、人間はいつまでも生き続けることができないし、物は永遠に存在するものでもないということを我々は改めて認識する必要がある。
参考資料:般若心経 岩手日報より
Drの四方山日記(250)
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