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最近、「やせたいんです!」と訴えてくる患者さが多くみられるようになってきた。それも女性に限らず男性が増えてきたのには驚く。
もちろん、ここはクリニックなので「健康」を目的にしているので、ダイエットについてはアドバイスや指導はしますが、治療をすることはしない。
ただ「健康」と「美容」は一体であり、健康であれば人間は美しくもたくましくもなれるということを理解している人が割と少ないのが現状だ。
そのせいか世の中「やせたい症候群」にかかっている人がどんどん増えてきているようだ。しかし男性と女性の“やせたい”という目的には大きな違いがある。
女性は、「美容のため」。男性は、特に中年の男性は「健康のため」にやせたいという願望を持っているようだ。
最近の若い女性の傾向として、他人から見ても太っているとは思われないのに本人は絶対太っていると信じている人が多いことに驚かされる。
どうも雑誌のモデルやファッションショーモデルに影響されているようである。
海外においても同様で、フランス女性は、元来“胸”や“腰”が張り出した体形で“ふっくら”としていたが、最近では北欧系のように“ホッソリ型”が多くなったという。
スーパーやコンビにでは「脂肪分なし、砂糖添加なし」という食品があふれ、
薬局では痩身用の食品、クリーム、器具などが並べられている。
「たくさん食べたい!」、「ホッソリやせたい!」で心の中は複雑である。
こういうことも反映してか、テレビの「納豆でやせる」という捏造番組まで登場して物議を醸し出す始末である。
やせて格好いいことは誰しも願うことであるが、若い女性のやせるためムリして拒食症(神経性食欲不振症)になったり、中・高校生のように簡易食(カップ麺、コンビニ弁当、菓子パンなど)中心で栄養不足になったり、また中年女性のように一日一食のダイエット食(カロリーメイト、果物、シリアルなど)で健康を害したりと、どうも問題が多いようである。
美しいプロポーションをつくりメタボリック症候群になりたくなかったら、日頃からきちっと「食」と「運動」と「睡眠」に心がけること、そして心にストレスをかけないことが健康でやせる秘訣であるようだ。
Drの四方山日記(253)
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