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23日の地方ニュースに素晴らしい記事があった。
京都・福知山市の老人福祉施設(成光苑・岩戸ホーム)に入所する105歳のおばあちゃんが長寿のお祝いに施設より希望する品を聞かれたところ、おばあちゃんは「私は何もいらないが1つ望みがある。それはお相撲さんと握手がしたい。」と答えた。
その些細な気持ちを大切にしたいとホームの職員たちがあらゆる方面に問い合わせたり調べたが、お相撲さんと直接関わる人物がいなく困っていた。偶然にも同苑の理事長が知人に保育園の園長が確か境川部屋と親交があるということを過去に聴いたことがあり問い合わせたところ、確かに園長は同部屋と親密な関係があることがわかり、快く幕内力士を訪問するように頼んであげると言ってくれて、それが実現した。
このニュースを聞いて私自身、心にジーンとするものがあった。なぜなら、私の母も大の相撲好きで、一度でいいから本場所で相撲を観たい、そしてお相撲さんと握手して話がしたいという強い希望があって、私の親しい片男波部屋のおかみさんにお願いしたことがある。そこで母を連れて本場所の砂かぶりで観戦し、その後同部屋の千秋楽の打ち上げパーティに招待を受けた。
母は嬉しくてお相撲さんと握手して手を離そうとしなかったことをいまだに覚えている。その母も今は病床の身である。
今回の老人ホームには幕内力士岩木山関(青森県弘前市出身・武蔵川部屋)が訪問する予定だ。今相撲界も八百長騒動で横綱・大関などがその渦中にあり、いい取組を見せようと必死である。
そのときだけに今回のお相撲さんの訪問はタイミング的に良かったのではないか。それと、施設の職員が努力をすれば不可能はないのだということを今回の一件でみんなが掴み取ったのではないか。早くこのおばあちゃんにお相撲さんと会わせたいと施設長はじめ全員が心待ちにしている。まさに感性で実現した素晴らしい話である。
Drの四方山日記(270)
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