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毎日のようにどこかのテレビ局や新聞などで企業のトップや協会・団体の責任者が頭を下げて謝る姿を目にする。一体この国はどうなっているのだろうと首を傾げたくなる。
政治家の光熱費の不正請求、神奈川県警の警部補の覚せい剤使用のもみ消し、北陸電力の発電所臨界事故秘匿、プロ野球西部球団の裏金供与問題など挙げれば切がないほどである。それもどの問題も決まって共通しているのが、「隠蔽・隠匿」である。
「隠蔽(いいぺい)」とは“人または物が目につかないよう隠す”ことであり、その言葉の意味は生物が自分のすんでいる環境に体をにせて、天敵から身を守ることをいう。また保護色または隠蔽色とも呼ばれ蝶、蛾、バッタなどが例に挙げられている。
それに対して「隠匿(いんとく)」という言葉は“包み隠す、かくまう、心中に蔵する罪悪”という意味である。
「隠蔽」は犯罪や不正および不祥事などの行為に使われ、「隠匿」は情報の漏洩や秘密を隠すのに使われる。どちらにしてもあまり使われたくない言葉である。
人間は弱い生き物である。自分をよく見せようとしたり(自己主張)、人よりよくなりたい(エゴ)、欲しいものを手に入れたい(欲望)などのいつも満足感を求めるものである。
もっと“自分に厳しく、他人に優しくしたい”という気持ちがあれば「隠蔽」や「隠匿」なる体質になることもなく、みんな平和で豊かな日々を送れるのではないか。
Drの四方山日記(264)
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