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ある大手化粧品会社が20?49歳の女性を対象に「シミとストレスの因果関係に関する調査」を行った。それによると現代女性の86%が精神的ストレスを持っていることが分かった。またストレスの度合いを「低い」「中程度」「高い」の3段階に分け、「高い」人が「低い」人よりもシミの出ている範囲が3倍広くなっているという研究結果がでた。研究は栄養、肌の状態、精神的ストレスの相互関係を分析したという。それによると、ストレスによる体の変調が主に肌に表れ、2人に1人が“シミができた”と感じているようだ。女性雑誌の調査でも20代?40代の女性の70%以上がシミを気にしているらしい。シミが出る原因はいろいろあるが、直接なものとして直射日光(紫外線)によるものが圧倒的に多い。その他今回の調査で精神的ストレスによって全体の18%が起こったという。
紫外線に関しては、昔の若い女性に比べて現代の若い女性は体の抵抗力が落ち皮膚の新陳代謝が悪く、その上心身のストレスで体の抵抗力が落ちて肌を整える作用を持つ甲状腺ホルモンの分泌が働かなくなって若いうちからシミが出る。そういう訳で沈着したものがなかなか取れないようである。私は今回の調査で紫外線によるものだけではなく、精神的や心理的ストレスが皮膚に深く関わっていることに注目したい。心の変化は直接皮膚に表れることは昔からよく知られていたことであるが、最近の栄養不足、特にミネラルやビタミンの不足から内分泌系や免疫系などの機能低下や異常を起こしてくることにより、シミだけではなくアトピーや抜け毛を生じている例が多いようだ。私自身、シミやシワとりに関する書物も出しているが、女性で一番シミの多いのが顔面ではほほ骨から口角(口の脇のところ)、および目尻のシミである。私の患者さんにもよく顔に小さな絆創膏をいくつも貼ってくる女性を時々見かける。おそらくレーザー光線による治療でも行っているのかと想像できる。もし、シミをつくりたくなければ疲労や精神的ストレスをためず、また甘い物をとり過ぎないよう気をつけることである。そして十分な睡眠、適度な運動、過食や偏食をしないよう気をつければ、シミもなくいつまでも若々しくきれいなお肌を保つことができるのだ。
Drの四方山日記(268)
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