東京のはずれの水郷公園

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269.jpg 日曜日、田舎の中学の同級生と出かける約束をしていたので、朝いつものように風呂に入っていたら、ラジオから突然地震のニュースが流れ驚いた。なんと私の郷里富山一帯(震源地は石川県能登半島沖)でM7級の大きな地震であった。
私が18歳までいたときはもちろん、東京に上京してからも地震があったことは1度もなかった。早速、電話などで連絡するも不通で、気にかけながら電車に乗った。待ち合わせ場所のJRと地下鉄が乗り入れている金町駅(東京葛飾区)に向かった。
駅では4人の同級生が既に集まっていた。金町に住んでいる同級生の案内で東京のオアシスと呼ばれている水元公園に行った。

この公園は東京23区中でも最大規模の広さ(面積約81.7万?)を持つ「水郷公園」である。
もともとこの地は水田・湿地・沼池だったようで木はほとんどなかったという。そこで東京都が絶滅危惧種や準絶滅危惧種に指定している植物や希少種などを植えたのが自生して育ったという。後に水元公園は植物中心の公園として都民の憩いの場として親しまれている。
行ってみて、確かにこの公園は珍しい木や植物があったのでびっくりした。
黒松、欅、しだれ柳、ポプラ、モミジバフウ、とちの木などがたくさんあり、植物も花芭蕉、シロタンポポ、オオイヌノフグリ、クサフジなどが四季折々に咲き誇るという。また、水郷地帯らしく鳥もたくさん住み着いたり飛んできたりで訪れる人の心を癒してくれる。

普段、東京ではカラス、ハトぐらいしか我々は目にしないが、ここではカワセミ、モズ、ウグイス、オオタカ、ヒドリガモ、オシドリなど珍しい鳥が多く見られる。
私たちが散策したときもシロサギ、ユリカモメ、マガモ、ムクドリ、メジロなどを見ることができた。小合溜(こあいだめ)にも珍しい魚がいるらしく、釣りを楽しむ人たちで賑わうらしい。この日はあいにく小雨であったが、釣り人が糸をたれていた。
来週に入るとこの公園も桜の花見客で賑わうという。
私たち4人は水元公園から少し離れたところにあるしばられ地蔵尊(業平山東泉寺南蔵院)を訪れた。このお寺は今から400年前、林能法師により開祖され墨田区吾妻橋にあったものを江戸時代にこの地に移転してきた。時の8代将軍吉宗の時代、江戸南町奉行大岡越前守が門前で荷車を取られたものを裁いた際、地蔵が見ているにも関わらず泥棒に盗まれたことを理由に、地蔵をぐるぐるに縛り車に乗せて江戸市中を引き回したということから盗難除け、足止め、厄除けなどあらゆる願い事をかなえてくれる地蔵尊として親しまれるようになった。願いがかなえば縄をとく風習が今でも続けられている。東京にも水元公園のように気持ちをゆったりさせてくれる場所や下町風情なお寺など、東京のはずれにはいろいろなオアシスがあるということを改めて感じた1日であった。
参考資料:フリー百科事典 しばられ地蔵HP 読売新聞 より

Drの四方山日記(269)

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