![]()
器にはいろいろな物がある。華やかな花の香りを思わせるものやなめらかな味わいをさせるものなど多種多彩である。そこに、今度日本の代表的な陶器である「九谷焼」と「有田焼」を使った器で味わう究極のウィスキーとラーメンが登場した。
「九谷焼」としては人間国宝で巨匠である三代徳田八十吉氏がサントリーの高級ウィスキー「響35年」のために手作りのボトル(陶器)を製作した。ボトルの名称は「耀彩瓶碧陽」でサントリーのサン(太陽)をイメージして「光り輝く彩(いろ)」という意味合いでつけられた。価格が一本105万円で、150本限定で受注されるという。入れられるウィスキーも100万樽の保有樽の中から吟味厳選した35年ものだという。
次に「有田焼」では「究極のラーメン鉢」として材質・伝統的な形状・品質にこだわったものだ。使う人の気持ちを考えて、持った感じ、女性でも片手で持てる使いやすさ、冷めにくく収納性が高い、そしてデザインと価格を選ぶというまさに有田焼ならではの品である。これは有田の若手窯元・陶交会のメンバーで作られたプロジェクトAritaが製作したものである。今年の有田陶器市で初めて販売され、予約も含めて4000個以上の売れ行きを見せたという。
日本では料理でも飲み物でも器は大切にされ食べる人あるいは飲む人の気持ちを和らげ味わいをより良くするものとして日本古来から重要視されてきた。磁器にしろ陶器にしろ日本の技術は素晴らしく、いまやヨーロッパのマイセンやコペンハーゲンなど有名な器は日本の有田焼、九谷焼などの影響を受けているといわれている。やはりこれは日本人の伝統的文様の“美しさ”や“あたたかみ”を表したものであるせいかもしれない。これからもウィスキーやラーメンに限らずいろいろなところで日本の伝統が生きづいてくるのではないだろうか。
参考資料:産経新聞 SUNTORY うまか陶
Drの四方山日記(288)
コメントする