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307.jpg 17日、日本ハムの田中幸雄選手がプロ野球の勲章である2000本安打を達成した。プロ野球人なら1度は夢見る2000本(投手の場合200勝)である。
過去に大投手・大選手と言われながら“夢”を達成できなかったプレーヤーは何人もいる。その中には大選手と言われた原辰徳、掛布雅之、松永浩美や桑田真澄などがいる。いかに2000本安打および200勝をあげることが難しい。田中選手の場合、都城高校では2年春夏連続甲子園で高校スターとして活躍した、85年ドラフト3位で期待されて入団し2年目にはレギュラーの座を獲得し、当時の大社オーナーに可愛がられ、将来の日本ハムを背負って立ち2000本安打も確実だと言われていた。その後打率3割こそ達し得なかったが、17年間弱小チームと言われた日本ハムにおいて輝き続け、ファンから“ミスターファイターズ”という名誉ある名前を頂いた。あとの4年は怪我などで思うようにバットが振れず、2軍生活も経験した。
確かに2000本安打到達は最も遅かったが、幾多の苦境や苦難を乗り切り故障と闘いながら黙々と積み重ねてきた道程は、並大抵のものではなかったと想像できる。特に田中選手には子供がいなく、遠征も多いため奥さんのために2匹のヨークシャテリアを飼っていた。しかし、一昨年2匹とも他界したため、常に笑顔で御主人を励まし続けた妻もガックリし憔悴しきった姿を見て、苦しんでいるのは自分だけではないということを知った。そしてそれを機に気持ちを切り替え、今日の栄光を手に入れたのである。まさに夫婦二人三脚での勝利である。先輩OBからも苦労人田中選手には励ましの言葉が多く寄せられたという。チームに育てられ、チームの花形として活躍した選手が大リーガーや他のチームに移籍する中、1つのチームで生え抜きとして頑張った姿は、先輩野球人から見てもこれから育つ選手の鏡になる名誉ある名球界入りと映った。
参考資料:毎日新聞 サンケイスポーツ より

Drの四方山日記(307)

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