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320.jpg 最近テレビ、新聞、雑誌などマスメディアで頻繁に使われているものに“○○王子”という言葉がある。「ハンカチ王子」、「ハニカミ王子」、果ては「ぽっちゃり王子」というのまで出てきて世間は大騒ぎしているようだ。もともとは今年の夏の高校野球甲子園大会で優勝した東京・早稲田実業のエース斉藤祐樹投手が、試合中に汗を拭くため青いハンカチを取り出したのが最初である。それもクールな顔で汗をぬぐったことから、マスコミは「ハンカチ王子」と命名した。それが“祐ちゃんフィーバー”として未だ人気を博している。高校時代の最後の試合であった兵庫国体では、高砂市野球場の最後の試合で投げた際、投球の合間に高砂染によるハンカチを使用したことから、なんとこの球場が「ハンカチ・メモリアル・スタジアム」の愛称がつけられた。まさに、球場と高砂染の知名度アップの便乗商法と言わざるを得ない。これくらいならばまだ許されるが、今度国内の男子プロゴルフツアーで史上最年少の15歳で優勝した石川遼選手に、またまた「ハニカミ王子」なるものをつけ騒動になっている。この彗星のごとく現れたヒーローにテレビ局やパパラッチ、あるいは将来のプロ入りを見据えてクラブメーカー数社が“ハニカミ詣”と称して追いかけ、フィーバーもまさにヒートアップしている。そこに更にゴルフの東北アマチュア選手権で首位に1打差の2位に入った古田幸希君に「ぽっちゃり王子」なるものを命名した。確かに斉藤投手のように実力を徐々につけ、誰しもが認める選手に命名することは良いだろうが、何も一試合で優勝したからと言って、マスコミが安易に同じようなニックネームをつけることはいかがなものか。あまりにも騒ぎ過ぎ、せっかくの良い素質を持った若者をつぶすことはゴルフ界のみならずスポーツ界としても損失ではないだろうか。過去にもアメリカやヨーロッパなどで同じように若い有望な選手がマスコミによってつぶされた例がいっぱいある。斉藤投手、石川選手、古田選手などがその二の舞にならなければ良いがと願うばかりである。もっと実力をつけてから愛称やニックネームをつける方が良いのではないだろうか。
参考資料:日刊スポーツ スポーツ報知 より

Drの四方山日記(320)

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