「医療ドラマ」から学ぶもの

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321.jpg 4月7日から5月12日までNHKで放送されていた土曜ドラマ『病院のチカラ』をDVDに撮っていたものを、この土日の2日間で全6話を観た。以前同じNHKドラマ『ハゲタカ』や『ウォーカーズ』を観て感動したことを覚えている。今回は今、医療過誤や院内感染、医療倫理など日本社会で問題になっている現代医療、特に「地域医療」の現場においての医師としての責任感やモラル、患者さんとのコミュニケーション、大都市と地方病院の格差を一人の女性医師が傷つきながら体験し、その中から医師としての苦しみ、素晴らしさ、心のふれあいを体で感じながら医者として成長していく姿に感動し、私自身の医療への取り組み方に何か1つの光を与えてくれたドラマであった。

以前は医師や弁護士の仕事は最高の職業であり、社会から尊敬の目で見られていた。しかし、現実は厳しく、弁護士の世界はあまり知らないが、医療の世界は私自身が現場で診療し、直接患者さんと接する立場にあるので、ドラマと言えども考えさせられる面が多かった。中でも主人公の女医さんが若い女性の入院患者に約束している言葉が素晴らしかった。「私、そんな立派な先生ではないの。患者さんを救えないことに傷ついてばかりいた。そんな弱いお医者さんなの」と語り、最後に「私も本当の医者になる。救えなくて傷ついたから医者をやるのではない。患者さんを救うことを喜ぶために医者をやる。本当の医者に私なるから!!」と患者さんに約束しているシーンに何か目に潤むものがあった。
そしてこの海岸病院の院長の「今日を出しきるから明日がくる」という言葉がすべてを物語っている。日本の医療関係者もこの物語に出てくる医師たちのように真剣に患者さんと向き合い、医学の父ヒポクラテスが教える本当の医療を実践して欲しいものである。
参考資料:NHKドラマ 病院のチカラ より

Drの四方山日記(321)

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