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S47.jpg 最近の女性進出は政治・経済・教育を問わずめざましいものがある。
やはり「女性パワー」は強いと改めて認識させられる。先日、開催されたサミット参加国首脳の中にも、ドイツの女性首相アンゲラ・メルケン氏がいた。
また、フランスの大統領選にも女性候補がもう少しのところで選出されそうになった。
それに、再来年の米国大統領選挙にもヒラリー・クリントン氏が最有力といわれている。
しかし、日本では女性天皇や女性宰相はまだ時期尚早であるが、大臣など女性リーダーも徐々に増えてきて、今や政府も国是として取り組みだしている。上場企業も経営のトップとして女性の就任が相次いでいる。

最近ではダイエーの林文子氏、ドクターシーラボの石原智美氏、ブックオフコーポレーションの橋本真由美氏などが現在活躍中である。その企業のトップの中に三洋電機の野中ともよ氏、テン・アローズ(旧シャルレ)の三屋裕子氏がいた。
野中氏はご存知のようにテレビキャスターやジャーナリストとして活躍し、各種社会団体の委員や企業の社外取締役(ドコモ・アサヒビール)などの役員として活躍し、2002年に三洋電機の取締役、2005年には同社の会長兼最高責任者(CEO)に就任した。三屋裕子氏はロサンゼルス五輪の銅メダリストで、長く女子バレーボール代表として活躍した。2004年にテン・アローズの創業者に頼まれ、同社社長として就任した。
確かにこの2人の女性は知名度というか広告塔としては抜群であったが、経営面ではどうも全く素人だったようで、会社にとってはお飾り以外の何ものでもなかった。

ではなぜ素人の女性を使ってまで企業のトップにしたのか。
それは両者とも共通しているのが、創業者のカリスマ性や求心力が会社の体制に影響力を持っていたため一種の創業家の発想から生まれたものであるようだ。
しかし、現実は厳しく経営者として知識、才覚、手法が備わっていないとなかなか思うように業績を上げられないのは当然である。確かに企業のイメージアップへの狙いはよかったが、必要でなくなった時点ではその地位を追われるのが目に見えて分かっている。ただ、女性だからといって軽く言うのではなく、女性経営者の中にもトップとしての手腕をはっきして大成功を収めている会社も存在していることは確かだ。
また、女性に限らず著名人の企業進出は株式市場やマスコミを賑わせているが、多くはどうもお飾り的になりおのずと駄目になる。身内や企業として経験を積んだ著名人はそれなりの成果を上げているのも事実である。もっとトップとして起用するにも慎重に行わないと会社のみならず招聘された者にとっても迷惑になりかねない。
参考資料:とれまがファイナンス 産経新聞 磯崎哲也事務所HP より

世相シリーズ(47)

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