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国際宇宙ステーションからのニュースとして報じられたものに「宇宙食」がある。
宇宙食は1961年ヴォストーク2号に搭乗した旧ソ連のチトフ飛行士が宇宙空間で初めて食べ物を口にしたのが最初だといわれている。その後1962年、アメリカ・NASAのマーキュリー計画において、米国人として最初に宇宙軌道上を飛行したジョン・グレンがロケットのカプセル内の宇宙空間で食事をした。その時はアルミチューブに入ったビーフグレービー・野菜ペーストなどが使われた。その後のジェミニ計画やアポロ計画では乾燥食品やお湯を使った温かい食事が可能となった。
しかし、最近では米国とロシアが中心となりフリーズドライ食品、温度安定化食品、自然形態食品、生鮮食品などが登場してきた。
宇宙食としての絶対条件は長期保存が可能、出来るだけ軽量、臭いを伴わない、飛散しないことだとされている。特にカプセル内は精密機器が多いだけに、汁が飛んだり砕けた食品が飛んだりして機器にトラブルが起こったり、飛行士にやけどを負わせたりしないように選考は厳しくしているようだ。
今までは2ヶ国のものが中心に採用されていたが、今度新しく日本食が登場することになった。ラーメン、おにぎり、レトルトカレー、栗羊羹など12メーカー29食品が採用されることになった。この採用に当たって、宇宙航空研究開発機構では4年掛りで審査を行ったという。現在、アメリカ製が200食、ロシア製100食、日本製が100食になるという。
来年秋の若田光一宇宙飛行士から日本食が加えられる。何しろ一回飛行すると6ヶ月という長い滞在になるため、日本人宇宙飛行士のホームシックを防ぎたいというのが今回の狙いのようだ。
特に主食の他お菓子やスナック類も認証され、ドライフルーツやナッツ、チョコレート、はちみつケーキやタピオカプリンなど多くのものが宇宙で食べられるようである。また、お菓子と一緒にコーヒー、紅茶、緑茶など好みに合わせて選べるのがユニークである。もちろんコーヒーのカフェインは抜かれるようだ。
未来は宇宙での生活を考え、徐々に宇宙ステーションでは栄養のバランスやカロリーあるいは精神面や健康面も想定して選んでいるようである。
参考資料:今月の視点 フリー百科事典 宇宙航空研究開発機構
Drの四方山日記(333)
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