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348.jpg 以前テレビで観て感動したシリーズドラマは必ずDVDに残すようにしている。その中の1つである番組を昨夜観た。この番組は毎週土曜日に放送しているNHK土曜ドラマ「新マチベン」である。土曜ドラマは“現代”に斬り込むような題材を主体に製作されている。人間は追い詰められると理性を失い、自分が大切にしているものを切り捨てて生きる。そんなとき何が必要なのか、また何をすべきかをドラマを通じて教えてくれているようだ。今回の主役は還暦を迎えて弁護士に挑戦し、見事栄冠を勝ち得た3人が弁護士事務所を開き、依頼人に体当たりで向き合いながら新たな人生を切り開くというものだ。生きてきた環境、仕事も性格も全く違う3人が、文殊の知恵ではないが3人の人生経験をうまくかみ合わせていろいろな事件を解決していく「ヒューマンドラマ」である。大企業に雇われ合併や買収など派手な企業法務とは違い、少年事件や児童虐待などどこでも起こりそうな問題に真っ向から取り組み、依頼人と共に悩み解決していく姿は素晴らしい。特に今回観た「親を捨てられますか?」は何か身近で起こりそうな出来事をテーマにしていた。弁当を万引きした14歳の少年が、幼い妹と2人で肩を寄せ合い日々の食事をも欠く生活を強いられていた。その母親は歳若くして2人の子供に恵まれたが、父親と性格が合わず離婚し子供2人の親権を取った。しかし母親として子供を養うことができず若い男に走り、別れた夫からもらった養育費を子供たちのためではなく若い男に貢いでいた。子供たちにはわずか1000円のお金で1週間暮らさせていた。そんな状況に石坂浩二扮する弁護士が救いの手をさし伸べ、親を捨てた2人のために児童相談所に保護を頼む。それを知った母親がその行為に水をさすが同僚弁護士2人がこの母親を諭し、最後には子供との“絆”を守ることを教え、親子である大切さをこの母親に気づかせてドラマは終了していった。このドラマを観てストーリーもさることながら、団塊の世代でありながら仕事にも人生にもリタイアしないで新たな挑戦をする3人の熱き壮年弁護士の生き方に、何か感動すら覚えた。実に素晴らしいドラマに久しぶりに涙した。

参考資料:NHK総合テレビ より 

Drの四方山日記(348)

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